確かに良くなったが・・
デュアリスに乗ったついでにエクストレイルも乗りました。
ついでといいいましたが、4WDのせいか、こちらの方が足回りやステアリングの印象は良かったんですけどね。
先代のがさつな印象がすっかり影を潜め、色々と洗練されていました。
短的に言って正常新化というわけなのですが・・。
●概要
街乗りも苦にならない適度なサイズのSUVとしてRAV4やCR-V同様、世界的にバカ売れ(先代は世界167カ国で累計80万台も販売)したエクストレイルの2代目です。
すっかりこのクラスのSUVの需要を喚起したとみえ、アウディQ5やVWティグアンといったブランニューが登場するのも、初代ユーノス同様、誇らしい感じですね。
スタイル★★
道具っぽさが良かった初代のインパクトはありません。
ヒット作の2代目の悪しき慣例です。
何の冒険もメッセージもありません。
ただただ先代のイメージを踏襲し、現代的解釈を加えただけの誰もが考えるスタイルです。
しかも、全長が135mmも伸びているのに、ホイールベースは5mmしか伸びていません?
内装★
スタイルと同じです。
さらにここには現代的解釈の追加さえ怠ったようで、何の魅力もありません。
このクルマのインテリアデザイナーは仕事としてイヤイヤ残業をしているのでしょうか?
もし日産が「試乗オヤジ」に任せてくれるならノーギャラで喜んで引き受けます。色も形ももっと楽しいものにしちゃいますよ!
先代のセンターメータはナビを見やすく上げたためなくなりました。シートは先代通り防水のセルクロスですが、質感は非常に良くなっていて革と見まがうほどです。
それでも古くなった時の独特の匂いや夏の熱さが気になるので、普通に使う方はオプションのクロスの方がいいと思います。
エンジン★★★
デュアリスと同じ2.0 137psですね。
CVTも静かになりました。
先代の安っぽいフィールも随分押さえ込まれています。
それでもフィールがいいわけではなく、押さえ込んでいる感じですが・・。
音も不思議とデュアリスより大きく感じます。
この部分はデュアリスよりもしっとりとしていて印象がいいです。
こちらも独ザックス製のダンパーです。
乗り心地がソフトなだけでなくどっしりした安定感もデュアリスより感じます。
ボンネットを見ながらボートを漕いでいるようなゆったりした操縦感覚は街中ではいいものです。
総合評価★★★☆
デュアリスとの微妙な差を付けるために初めて禁断の「半」を使っちゃいました。
4つ★とまではいかない感じです。