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ムラーノ 250XL FOUR

アメリカンな乗り味
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尖ったスタイルと裏腹に先代から、ソフトな乗り味で和ませてくれたムラーノですが、
昨年9月にフルチェンジしてから乗っていなかったので試してみました。

 

●概要

 

先代は2002年に北米でデビューしました。大胆なスタイルであっという間に人気車となり、2004年には日本でも発売されることになりました。
この2代目は2008年9月の発売です。
先代と同じようにティアナのFF-DプラットフォームをベースとするSUVです。

 

スタイル★★★★

 

ムラーノのハイライトはやはり今回もこのスタイルでしょう。

その斬新なデザインで先代はメーカーのバッジ無しに「ムラーノ」と言うブランドを確立しました。
没個性な日本車にあって、一人だれにも似ない前衛芸術のようなそれは文句無しの5つ★でした。

今回は基本的にキープコンセプトですが、上手く時代をアップデイトしてよくやったと思います。
オデッセイやエスティマの所でも書きましたが、一般に基本的にキープコンセプトだと、ただの焼き直しでなんとも魅力のないスタイルになってしまうものですが、最近の日産はZといいキューブといい適度にフレッシュで実に上手いところをついています。

このムラーノも先代のイメージを上手く昇華しています。
甲殻類(カニ?クワガタ?)っぽい顔つきを下品になる出前で寸止めしています。


パーティーでけっこう大きなアクセサリーを付けているのに、それが浮かないほどにアバンギャルドな東洋系の美女のような絶妙なバランスです。

 

内装★★★★☆

 

内装もかなり居心地がいいです。

特にソフトで大振りなシートは他のクルマではかなりの高級車でもなかなか味わえないものです。
レザーもいいですが、XLのスエード調の生地はかなりセンスのいいモノです。

質感も先代に比べてグッと上がっています。そういえばステアリングやインパネなど、内装もいい意味でティアナに似ているところが多くあります。

SUVですが、ムラーノの内装はティアナ同様、(センスのいい方の)高級車そのものの内装です。

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エンジン★★★

 

エンジンは改良型の3.5リッターV6と2.5リッター直4です。
試乗した直4の方は従来の4ATに代えてCVTとなり、馬力も7psアップの170psとなっています。

ただこのボディに2.5は流石にきつく、加速時には「ゴー」という直4のあまり高級ではない音を盛大に発します。ミッションはCVTですからスムーズでいいのですが、エンジンは力不足です。

旧型の経験から言うと3.5の方は文句なかったので、3.5(★★★★)をお勧めします。

 

足回り★★★★☆

 

先代もそうでしたがムラーノは走り出した瞬間から実にソフトで高級な乗り味を持っています。

ハリアーよりもクラウンに近い乗り味です。

つまり深いのです。

あたりはソフトでピッチングは少し残りますが、ストロークの長いサスは揺れが平行で鷹揚なため高級感に繋がっています。フロントやリアだけがバウンジングするのではなく姿勢を保ったまま、おっとりとしたためを持って揺れるので高級に感じられるのです。

こうした乗り味の車はセダンを含めても意外に少ないものです。

少し前のアメ車の余分な動きだけをキレイに取った様な癒し系の乗り心地です。

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総合評価★★★★

 

このクルマかなり欲しくなってしまいました。

こういう実用的で安楽なSUVとマニュアルのスポーツカー(例えばエリーゼなど)の組み合わせが、クルマ好きの理想とするペアではないでしょうか?

昨年まではトゥアレグ&911がマイ・ベストカップルでしたが、
世が世ですからコストを半分に抑えて、このムラーノ350&エリーゼを現時点の暫定1としておきます。

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