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スカイライン 350GT Type SP 試乗 

これなら欧州プレミアムと勝負できる!
写真 2

 

新型は数えてなんと13代目になるのですね!

  • クラウンと並んで日本人(だけ?)に、しかし愛されたブランドですね。

    スカイラインは私は5代目のジャパンと6代目のニューマンを愛車にしていた時期がありました。

    それが今回はベース、インフィニティQ50です!
    アメリカで昨年の8月に発売されたモデルですね。

    これを日本でスカイラインとして売るわけです。

    というかグリルのエンブレムは日本でもインフィニティが付いていますが!

    なんだか昔からのスカイラインファンからするとこうした馴染めない部分もありますが、仕上がりは良かったですね・・。

    スタイル★★★★

    アメリカでのライバルは意外にもBMW「 3シリーズ 」やアウディ「 A4 」、レクサス「IS」といったいわゆるプレミアムDセグです。

    しかしサイズは一回り大きいですね。

    価格的にDセグと同じで抑えられているという事らしいです。

    しかしスカイラインとしては500万円を超えていますから、インフィニティブランドとはいえ日本ではこれまでよりも大幅アップですね。

    そうそう、スタイルですがはじめに写真で見た時はそのグリルに大きく張られたインフィニティのエンブレムもあって「これがスカイライン?」という印象でした。

    しかしその精悍なフォルムは紛れもなくスカイラインですね。

    先代よりも幅広く低くなったボディはスポーティーです。サイドの抑揚もエモーショナルですらあります。

    顔もエンブレムを除けばライトの鮫っぽい釣り上がりなど、正に男性的でスカイラインを感じさせる部分です。

    Cピラーの付けなども先代のアイコンを引き継いでいますね。

    スカイラインはこれまでもモデルチェンジの度に色々なものを捨ててきました。

    サーフラインであったり、丸形テールであったり、ファンはその度に「これはもはやスカイラインではない!」なんて言いたいことを言うわけですが、結局戻ってきますね。

    それはやはり日産の中では走りの質をスカイラインの名に恥じぬレベルに高めているからでしょう。

    その気合が今回のスタイリングにも溢れ出ていると思います。

    内装★★★☆

    まあスカイラインは歴代内装が下手ですね。

    特に7thスカイライン以降は妙にラグジュアリー路線になったりして迷走している感じです。

    今回は基本インフィニティブランドですから流石に質感はかなり高まっています。

    まあ高いのですから当然ですね。

    しかしデザイン自体は古臭く平凡でがっかりです。

    特にシートなどはどこにでも転がっているようなデザインです。

    いいのはポジションですね。

    低くスポーティーでステアリングの角度やペダルレイアウトもスポーツドライブを基本に作っている感じです。

    囲まれ感の強いタイトなダッシュボードも気分を盛り上げます。

    そうした意味ではしっかりとスポーツセダンになっています。

     

写真 4 

 

エンジン★★★★☆

   カタログによるとエンジンが306馬力。

   モーター68馬力で、合計して使える理論上のシステム出力は364馬力ですから非力なはずはありません。

  • 昔私の乗っていたジャパン・ターボは145馬力、ニューマンのRSは150馬力ですから^^

    形式はV6、3.5ですから「フーガHV」と同じです。

    フィールもいい意味で似ています。
    まずモーターで走り出し、途中から強く踏むとエンジンが始動します。

    そのつながりはスムーズで全く気になりません。

    並のハイブリッドと違ってエンジン自体を楽しめるのもいいですね。

    このV6の音とフィールは紛れもなくスポーティーです。

    特にモードをスポーツに切り替えるとちょっと図太くレーシーな音質に変化して楽しめます。

    モーターのアシストもあっていかなる場面でもトルク不足を感じる事はありません。
    このあたりはマルチシリンダー+NAのデメリットを上手くカバーしています。

    少し前が空くと軽くアクセルを踏み込むだけで直ちにしかしリニアに加速してくれます。

    しかも非常にスポーティーな楽しめる音質を伴って!この内燃機関の楽しみは多くの直4+モーターのハイブリッドでは味わえない贅沢です。

    普通に走っていれば、エンジン止まったり掛かったりを繰り返します。

    つまりスポーティーに楽しむことも出来ればパワフルなリチウムイオン+モーターに頼った無音の未来を感じることも出来ます。

    スカイラインはこうした新しい感覚を持ったスポーティー・ハイブリッドです。

    BMWのハイブリッドに近い考えですね。

    足回り★★★★★

    ここが今回の白眉です。

    はっきり言って驚きました。

    流石に日産が本気でコストをかけた足回りだけの事はあります。

    これまでのスカイラインは価格的に中途半端でどうしても高級な部品を使う事が許されなかったためか、いまいちな仕上がりでしたが、
    今回は違います。

    インフィニティブランドとなったことでその制約から逃れたのでしょう。

    つまり3シリーズやISなどと真っ向勝負出来る仕上がりです。

    いや5シリーズやGSにも勝っています。

    つまり乗り心地は細かな振動が見事にシャットアウトされた上質なものです。

    丈夫なボディもあって大きなギャップにも余裕をもって突っ込めます。

    とにかく飛ばしても無駄な動きは最小で快適です。

    正にプレミアムブランドならではの乗り味です。

    安定性も抜群ですね。

    初期のロールがしっかりとチェックされていますからコーナー入口の不安感が全くありません。

    特にスポーツモードにするとそのどっしりとした安定性はちょっとクラスを超えている感じすらあります。

    実はこれにはちょっと訳があります。

    今季のスカイラインの装備の目玉でもあるのですが、ハイブリッドのハンドルには、世界初の電子制御を採用している「ダイレクトアダプ
    ティブステアリング」が採用されています。つまりステアリング・バイ・ワイアですね。

    つまりハンドルと前輪は直接繋がっておらず、ハンドル切った量をセンサーで検出し、モーターにより最適の切れ角を与えるというものです。低速だと少ない操作量でハンドルが大きく切れ、高速域ではハンドルの切れ角を減らすなど自由なセットアップが出来ます。アクティブステアの究極系とも言えますね。

    これによって嫌なキックバックはほぼシャットアウトされます。

    乗り心地も良く感じます。スポーツモードにするとステアリングは一段と重さをまします。

    正にアスファルトに根が生えたような安定性を示す一方、そのスピードに遅れを取らないシャープな回頭性も併せ持ちます。

    また固められた足はS時の切り返しでも全く揺り戻しを感じさせない程のしたたかさを持ちます。

    また最新の装備としては高性能レーンキープ装置ともいうべき「アクティブレーンコントロール」も装備されています。

    これは例えばあまり曲がっていない高速道路(70km/h以上で対応)に限り、時間制限無しにレーンをキープしてくれるという便利なものです。

    自動運転の入り口ですね。緩やかなコーナーだけの高速道路なら絶大な威力を発揮しそうです。

    自動ブレーキ(エマージェンシーブレーキ)の停止上限速度も60km/hと非常に高いレベルです。

    その上、2台先の急ブレーキまで検知するそうです!

    ちなみにステア・バイ・ワイヤーが万が一、故障した際には内蔵されているクラッチがつながり、ステアリングホイールと前輪は機械的に結合されるとの事なので安心です。

 

写真 3

 

総評★★★★☆

  • それにしてもこの仕上がりには驚かされました。

    日本車でここまでの走りは特殊なモデルを除いてこれまでのスポーツセダンではありませんでした。

    乗り心地のバランスを考えるとNo.1かもしれません。

    つまりエンジンと足の楽しさはそれほどのものです。

    ぜひ試乗してみて下さい。

    クルマ選びのスタンダードが上がるのは間違いないです。

    星が☆欠けるのは日本での月販目標が200台と全く控えめなことです。

    聞くところによると日産では目標台数を下回るとプロジェクトの責任を問われるとか?

    しかしだからと言ってこの低い数字は反則では?

    「今やインフィニティだしアメリカ向けで・・」なんて思っているのかな?だったら日
    本のスカイラインファンに失礼ではないでしょうか?

    とにかくいくら日本にセダン市場がないからと言ってこれほどのクルマをまともにCMもしないというのはもったいないですね。こういう楽しいクルマに触れる機会がないと日本のユーザーはいつまでたってもクルマを好きにならないと思います。

    日本の自動車文化の衰退を防ぐ意味でもスカイラインブランドの維持と繁栄は大事なことだと思うのですけどね。

    【スペック】全長x全幅x全高:4800x1820x1440mm/ホイールベース:2850mm/車両重量:1800kg/エンジン形式:「VQ35HR」型 V型6気筒 DOHC ガソリンエンジン/総排気量:3498cc/エンジン最高出力:306ps(225kW)/6800rpm/エンジン最大トルク:35.7kgf・m(350N・m)/5000rpm/モーター種類:「HM34」型 交流同期電動機/モーター最高出力:68ps(50kW)/モーター最大トルク:29.6kgf・m(290N・m)/動力用主電池 種類/リチウムイオン電池/トランスミッション:マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッション/燃料消費率:17.8km/L[JC08モード]/サスペンション[前]:独立懸架ダブルウィッシュボーン式/サスペンション[後]:独立懸架マルチリンク式/タイヤサイズ:245/40RF19[ランフラットタイヤ]/車両本体価格:5,264,700円(税5%込み)

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