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ノート MEDALIST 日産 ”走りの質にもっとこだわって欲しい!“

走りの質にもっとこだわって欲しい!

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エクストレイルを借りに日産に行くと綺麗なブルーのノートがあってそういえば、3気筒になったし最近乗っていないなあと思い出し、試乗してみました。
ノートといえば開発主査が水口美絵さんという日産初の女性という事で何か面白い発見があるかなと・・

ではでは、逝ってみましょう!^^

スタイル★★★☆

この2代目は2012年8月28日のデビューですね。

主査の水口美絵さんはトヨタ自動車のデザイナーという経歴ですね。

日本の大衆車としてけれんみの無いいいデザインだと思います。

サイドをえぐるキャラクターラインやブーメラン型リアコンビランプなど、かなり凝ったディテールですが“なごみ系”のフォルムが全体を上手くまとめます。

駄犬のような付き合いやすさが大衆車の要件とするなら、このノートは正に的を得ています。

新型になって顔つきが若干シャープになったのと間延びして凝縮感が失われたのは残念ですが、未だに良くまとまったデザインだと思います。

内装★★★

一方、内装は寂しいですね。よく見れば凝った部分もありますが、色が黒だけというのがマイナスです。

ステアリングにテレスコピックが無く、ポジションを取ると少し遠いのが気になります。

ドラポジは結局最後まで決まりませんでした。

また天気のいい日だったのですが、ダッシュの映り込みも気になりました。

高級感を出すためのシボが余計に目立つ感じもありますね。

デザイン自体も平凡であまり面白みはありません。

エコ指数によってブルーに光る照明も少しやりすぎな感じ。

いいのはシートがソフトでサイズがたっぷりとしている事ですね。

デュアリスなどもそうですが、日産・ルノーのアライアンスの効果でしょうか?

リアシートも広いです。ただこちらは形状が良くなく、ただ広いだけで落ち着いた座り心地になっていないのが残念です。

前後のドアが90度まで大きく開いたり、荷室のフロアの高さをフラットにするために2段階に調節可能だったりするのも便利ですね。

 

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エンジン★★★★

ここが今回は一番印象が良かったです。この3気筒はいいですね。
パワートレインはスーパーチャージャー付き1.2リッター直3「HR12DDR」+エクストロニックCVTです。

基本、直噴ミラーサイクルですが、パワー不足をスーパーチャージャーで補っています。

燃費は24.0km/リッター(JC08モード)とかなり優秀です。

実際、エコモードだとほぼ過給しないセットなので軽よりイイかと思うほどの実用燃費になりますね。

3気筒の割に震動は少なく、質感の高いまわり方をするので、回しても楽しいです。

新開発のアイドリングストップも振動が少なく使えるものです。

スーパーチャージャーは「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のツインチャージャーと同じ英国イートンの製の4葉ルーツです。
この音も気になりません。

3気筒ゆえフリクションロス少なく低速からトルクがありますし、また高負荷時にもブーンと自動車らしい音で加速します。

フォードのエコブーストやプジョーやBMWの3気筒もですが、クランクシャフトの短さが剛性に聞くのかなかなかフィールがいいです。

CVTも不思議とスリップが気になりませんでした。

足回り★★☆

乗り心地は伝統的にいいですね。

直接的なショックはほぼシャットアウトします。

しかし電動パワステのフィールが並ですべてを台無しにします。

どこがセンターか分からない感じで直進性に気を遣います。

例えばマイナー後のヴィッツと比べても走りに芯が無いというか、どこかなまくらなフィールです。

最近の日産車に共通する欠点というか、なんかトヨタ以上にトヨタ的というか、あまりに大衆を見切っているというか・・

ハンドリングはホイールベースが2600mmと長いので小型車らしいキビキビ感はありませんが、そこに文句はありません。

キャラが違うだけです。

フランス車のようにゆったりと長距離が楽な小型車は魅力的です。

ノートはシートだけでなく足回りもルノーのエッセンスを吸収して欲しかったですね。

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総評★★★

女性主査の作と聞いてそのデザインや乗り味に優しさがあるか気にして試乗しました。

90度開くドアやラゲッジの工夫など細部にその痕跡を見る事は出来ましたが、デザインや乗り味には残念ながら特にこれといった特徴は見出せませんでした。

今回はキレイなブルーの外装でしたが、内装も黒だけでは無く、MINIのようにコーディネートを楽しめる小型車大衆車が日本にもあってもいいと思います。

日産でもジュークなどはそうした試みに取り組んでいるようですが、ノートのようなベーシックカーでも当たり前のようにセンスのいい内装が与えられるというのが、成熟した自動車先進国というものではないでしょうか?

乗り味も先代の持っていたゆったりしたリズムやタッチを追及しても良かったと思います。

マーチと同じVプラットフォームの共用などで難しいのは分かりますが、ちょっと細かな動きが多くて落ち着きに欠けます。

走りの日産というキャッチコピーはもう過去のものなのでしょうか?
走りへのこだわりでマツダやスバルに負けているというのは過去の日産を知るものとしては悲しい限りです。

【スペック】全長×全幅×全高=4100×1695×1525mm/ホイールベース=2600mm/車重=1090kg/駆動方式=FF/1.2リッター直3DOHC12バルブスーパーチャージャー付き(98ps/5600rpm、14.5kgm/4400rpm)/燃費=24.0km/リッター(JC08モード)/価格=167万4750円

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