【PR】

キャスト スタイル G ターボ “SA II” ダイハツ 試乗 CAST STYLE TURBO

ムーブより緩い

 

IMG_7148

 

9月に登場したダイハツの「キャスト」です。ムーヴをベースに、SUVタイプの「アクティバ」、都会的なテイストの「スタイル」、エアロパーツや専用の足まわりなどを装備した「スポーツ」という3つのバリエーションでの展開です。

1つの車種で複数のバリエーションを提供できるので、価格を抑えられるとの事です。

「アクティバ」に乗りたかったのですが、今回は一番スタンダード?な「スタイル」です。

「スポーツ」はまだ出ていませんね。

ムーヴと何が違うのか?

ではでは、早速逝ってみましょう!^^

スタイル★★

「都会派」といいますがどちらかというと「レトロ」な印象です。

それは前後バンパーモールやサイドロッカーモール、アウタードアハンドルなど、各所にメッキ装飾を施すことで上質感を演出しているのですが、メッシュのグリルやそのメッキがレトロ感を感じさせるのでしょう。

どうにかファンカーのようなあざとさは感じない程度にとどまっていますが、数年すると急に古臭く感じないか心配になる微妙な演出かとも思います。

フォルムはもっこり可愛い芋虫系ですね。

新型スマートやトゥインゴに通じるフォルムですが、それらに比べるといまいち新しさやユニークさを感じません。

レトロ演出があだとなっている感じがします。

内装★★★

インテリアもモデルごとに、シートのデザインや助手席側の収納の形状、各部の色使いなどが使い分けられていますね。

内装色はブラック、シルバー、ベージュの組み合わせが標準で、オプションで「バーガンディ」と「ライトブラウン」の2色のアクセントカラーが
用意されています。

質感は流石にダイハツというか、アクアなど並みの小型車より確かに気合が入っています。

このあたりが割り切り上手なスズキとの違いですね。

ただその気合が、ポップなセンスを殺いでいることも事実です。

ここもデザイン力が足りません。

また例えばフロントシートに思い切って肉厚で高級なものを与えるとか、何か大きなセールスポイントになるようなものが無いのも気になります。

せっかく新たなバリエーションを作るならムーヴとの違いを体感できるものが欲しいと思います。

まあ、スペース自体に不満はありません。

リアも最近の軽の例に漏れずレッグルームは有り余るほどです。

だからこそこのスペースをどう使うかの提案があればムーヴとの違いを訴えることが出来たのにと思います。

 

 

IMG_7146

 

エンジン★★★★

エンジンには自然吸気とターボの両方が設定されていますが、今回試乗したのはターボの方です。

ムーヴと同じKF型で、スペックは0.66リッター 直3 DOHC 12バルブ、64ps/6400rpm、9.4kgm/3200rpmです。
ちなみにNAは52ps/6800rpm、6.1kgm/5200rpm。

このエンジンは3気筒とは思えないほどスムーズですしトルク特性もターボの割にはフラットで扱いやすいですね。

音が静かなのも印象を良くしています。CVTも「Dアシスト」というプログラムを最適化するプログラムが与えられていますのでさほどストレスはありません。もちろん、坂道や古スロットルの場
面ではすべりも感じますし、エンジンのトルク変動も気になりますが、市街地や高速を流す程度ならば軽とは思えないほどのドライバビリティを示します。

また廉価版以外は運転支援システム「スマートアシストII」が装備されるのもいいですね。
衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警報などの5つの機能がセットになっているシステムです。
いまや軽でもこうした安全装備は標準装備の時代です。


足回り★★★

車体構造には、現行型「ムーヴ」から導入を進めている軽量高剛性ボディー「Dモノコック」とこちらもムーヴから導入を始めた新設計のサスペンション「D suspension(Dサスペンション)
」が与えられていますが、不思議なことにムーヴほどのガッシリ感はありません。

まるでドイツ車のような乗り味を持つムーヴと比べるとこのキャストは一般的なレベルにとどまります。
それでも軽としては不満も無く優れた剛性といえますが、ムーヴを知る者としては少し残念です。

それでも乗り心地はかなりいいです。55扁平のタイヤをよく履きこなしています。
確かにムーヴほどのフラット感はありませんが、当たりはいかなる場面でもマイルドでしかも強い入力にも耐えるしたたかさもあります。

ハンドリングもムーヴほどの正確性はありません。キ
ックバックを減らす目的で与えられたというステアリングダンパーの影響かも知れませんが、わずかに緩く感じます。

 

 

IMG_7147

 

総評★★★

キャストは「生活を彩る自分仕様の軽自動車」というコンセプトのもと、愛着の持てるデザインと高い内外装の質感を重視したといいます。

確かに機能的にはその目的は達成されていると思います。

問題はデザインというかセンスというか、その辺りがダイハツは下手なのですよね。

アクティバにしてもハスラーの方がやはり肩の力が抜けているというか、自然体でカッコいい気がします。

アクティバの方は、このスタイルもですが、軽なのに、がんばっちゃってる感がきついのですよね。

たかが軽と割り切れないところが、軽専門メーカーのダイハツのいいところでもあり、悪いところでもある感じです。

スズキと違っていまいち国際化していないのも関係しているのかもしれません。

ガラパゴ携帯にならなければいいのですが・・。

【スペック】キャスト スタイルGターボ“SA II”

全長×全幅×全高=3395×1475×1600mm/ホイールベース=2455mm/車重=840kg/駆動方式=FF/エンジン=0.66リッター直3 DOHC 12バルブ、64ps/6400rpm、9.4kgm/3200rpm)/トランスミッション=CVT/燃費=27.0km/リッター(JC08モード)/価格=151万7400円

↓↓↓もっと詳しいクルマ買取テクニックを知りたかったら↓↓↓
中古車一括査定
 

↓↓↓もっと詳しい中古車を探すテクニックを知りたかったら↓↓↓
中古車購入

↓↓↓もっと詳しい自動車保険を安くするテクニックを知りたかったら↓↓↓
自動車保険