内装も外観同様、質感も無い変わりに狙った感もありません。
カスタム系のようにアンチャンぽくも無くまあ好感が持てます。
ブ ラックとベージュのツートンカラーも落ち着いていて微妙にセーフな色です。
リアのスペースは十分です。
軽量化もあってスペアタイヤを廃して、パンク修理キット(電動コンプレッサー+修理材)となるため、ラゲッジは深さもあり使いやすいです。
不満はフロントシートの座面が小ぶりでちょこんと座る感じになる事です。
長距離は辛そう。
それとリアのヘッドレストや3点式シートベルトが最上級グレードでも省かれている事です。
これも徹底した軽量化とのバーターでしょう。
後ろには乗りたくないクルマです。
エンジン・ミッション★★★
658cc直3エンジンは、燃費に定評のある「ムーヴ」のKF型ユニットがベースです。
低フリクション化やこう圧縮比化などによって、JC08モードで30.0km/リッター、10・15モードでは32.0km/リッター(ともにFF車)を達成しています。
実際短い市場で結構踏んだにもかかわらず燃費は18km/lを割りませんでした。
トータルで60kgにも及ぶ軽量化の効果は絶大で発進してすぐに軽さを実感することが出来ます。
アイドリングストップ機構はブレーキングから車速が7km/hをきった時点でエンジンを早止めしてしまうアイドリングストップ機構「eco IDLE」が全車に標準。
セルの音は安っぽいのとマツダのi-Stopほど再始動が速くないのは仕方ないところでしょう。
残念なのは滑りまくりのCVTです。
よくこれでこの燃費が出るなと思うほど滑ります。
音は巡航に入ると静かですが加速時はいかにも鉄板が薄い感じでまあ、軽らしい音が伝わってきます。
足回り★★★☆
驚いたのは意外に乗り心地がいいことです。
軽量な事もあってか余分な揺れが無くスッキリとしています。
ボディーも軽量な割にはヤワな感じはなく剛性感も十分です。
街中では多少飛ばしても十分快適で安定性も確保されています。
もちろんエコタイヤですし、高速交付かが担保競れているわけではありませんが、それはこのクルマのキャラからして、期待してはいけません。
それにしてもこのまとまりはなかなかのものです。
ダイハツを馬鹿にしてはいけません。
軽量と燃費を確保しながらバランスさせたこの乗り味は流石に日本車の技術レベルの高さを感じる部分です。