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MINI クーパー 5ドア 試乗 BMW ミニ

趣味性の高さに実用性をトッピング

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新型MINIは11月にクロスオーバーD、9月にクーパーS(3D)を取り上げていますが、これが一番気に入りましたね。

クロスオーバーはやはりMINIである必要に乏しいというか、よほどのMINI好きでこのサイズが必要という人以外は他にも選択肢があるかなと?

まあディーゼルエンジンの出来がいいのが魅力ではありますが。

それと後に乗ったSDの方が足もパワーも良かったですね。

クーパーSは流石にこのサイズ感とキビキビした走りは魅力でしたが、だったらちょっと刺激不足というかJCW(ジョン・クーパー・ワークス)が欲しくなってしまう感じでした。

その点この新しい3気筒のクーパーはバランスがとてもよく、MINIらいいスタイルと走りを持っていました。

スタイル★★★★☆

2014年6月に本国で発表され、同年10月に日本で発売された「MINI 5ドア」は、3ドアモデルと比べると、全長が165mm、ホイールベースが70mmそれぞれ長くなっています。

それでもMINIそのもののデザインであることはシリーズの特徴でもありますが、いかにこのアイコンが強いかが分かります。

バランスも悪くないですね。

むしろこのぐらい長い方が現代のファミリーカーとしてはスペース的にもマッチしているかと思います。

サイドのプロポーションもちょっとクラシカルで完璧です。

そしてこのデザインを支えるのがBMWのクオリティーです。

塗装の艶やボディの立て付けなど、文句なしのプレミアム感です。

ぜひ一度ショールームで見て下さい!

内装★★★★☆

内装も流石です。

MINIは2代目で僅かにコストダウンの跡がうかがえましたが、この新型でまた質感を高めてきました。

意匠は基本的に先に発売された3ドアモデルと共通です。

つまり他のモデルと違って、イグニッションスイッチはインストゥルメントパネルの中央部に、パワーウィンドウのスイッチはドアコンソールに備わります。

リアシートは必要にして十分かつ適度にタイトで安心感があります。

乗車定員が3ドアの4名から5名になっている事も、家族構成によっては5ドアを選ぶ理由になるかもしれません。

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エンジン★★★★

5ドアのエンジンは1.5リッターの3気筒ターボを積む「クーパー」と、2リッターの4気筒ターボを積む「クーパーS」の2種。どちらもトランスミッションは6ATで、3ドアにある6MTの設定はありません。

Sとの価格差は52万円です。

今回試乗したのは3気筒のクーパーで136psの最高出力と22.4kgmの最大トルクというスペックです。

この3気筒はフリクション&ポンピングロスが少なく低速から非常にトルクフルです。

アイドリングやスタート時には3気筒と分かる音と僅かな振動を伴いますがそれも楽しく感じます。

特に低速のはじけるようなレスポンスが特徴でツキのいいATとも相まって国産の同クラスのCVT車とは全く違う楽しみがあります。

とにかく踏めばすぐに反応して加速します。

駐車場など低速では「ポロポロ」という3気筒特有の音を出しますがそれもMINIのキャラが故か可愛く感じます。

ボディは3ドア版のMINIクーパーより90kgほど重いですが、その差は全く感じません。

高速の伸びも良く、パワフルです。

高回転になると不思議とスムーズさを増し振動が取れます。

フィアットのツインエアもそうですが、この感覚は心地いいです。

足回り★★★★

タイヤは175/65R15です。

ホイールベースで70mm、全長で165mm長くなっているだけに、乗る前はMINI特有のゴーカートフィールが希薄になっているのではと心配しましたが全くの杞憂でした。

セットアップが上手いのか何度も乗った3ドアとの差は記憶の限り感じませんでした。

逆に感じたのは乗り心地の周期が少し穏やかになったことです。

これは確かにホイールベースの延長分が物理的に効いているようです。

小さなピッチングが取れて上質な乗り心地になっています。

もしかしたら年次改良によるものかもしれませんが、この5ドアはこれまで乗ったMINIの中では最もいいと感じました。

クロスオーバーも確かに乗り心地はいいですが、やはりその上屋根の揺れと大きなタイヤによって少し大味な印象があります。

比してこの5ドアは高剛性ボディとオンロードに特化した上質な足回りが心地よく、特にハイスピードで快適な乗り心地を味わう事が出来ます。

総評★★★★

「3ドアハッチバック」「コンバーチブル」「クラブマン」「ロードスター」「クーペ」「クロスオーバー」「ペースマン」そしてこの「5ドア」といまや8種ものボディバリエーションを持つに至ったMINIファミリーですが、スポーツ系とクロスオーバーのような異端を除くと、基本は3Dかこの5D、少し遊び心のあるクラブマンの3種ぐらいに絞られてきます。

スタイル的にはクラブマンも面白いですが、3D&5Dの新型の走りはやはり魅力的です。

そしてこの新しい3気筒エンジンを搭載した5Dクーパーはバランスがとてもよく、MINIらいいスタイルと走りを持っていると感じ
ました。

3Dと比べると実用性で勝り、クラブマンと比べやはりMINIらしい軽快さとゴーカートフィールというで勝る5Dはなかなかうまいところを突いていると思います。

数多くのボディを持つに至ったMINIファミリーですが、この5ドアは3Dに代わって新たにMINIのスタンダードとなる可能性を秘め
ていると感じました。

【スペック】ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4000×1725×1445mm/ホイールベース:2565mm/車重:1260kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/ トランスミッション:6段AT/最高出力:136ps(100kW)/4400rpm/最大トルク:22.4kgm(220Nm)/4300rpm/ 燃費:17.9km/リッター(JC08モード)/ 価格:298万円

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