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S63 AMG クーペ メルセデスベンツ 試乗 Mercedes Benz Coupe

こんなのを足にする贅沢を夢見る

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予告ではジープ・チェロキーでしたが、200号だと思い出したので少し高級なクルマにしました。

100号の時はフェラーリのF12ベルリネッタでしたからね。

本当はランボルギーニのウラカンにしようと思ったのですが、手配が間に合いませんでしたので、新しいメルセデスのSクーペにしました。

しかもS63AMGですね。

S63AMGはベンツというよりメルセデスと呼ぶにふさわしい瀟洒な大型クーペです。

法人需要も多いSのセダンよりずっと贅沢なパーソナルクーペですね。

ではでは、逝ってみましょう!^^

スタイル★★★★

ボディーサイズは全長5044×全幅1913×全高1422mm、ホイールベースはセダンの「Sクラス」より90mm短い2945mm。

この全長5mを超えるボディーが、しかし間延びして見えないのは、その優れたフォルムのたまものです。

特に圧巻はリアビューでキュッと引き締まって見えます。

タイトでなだらかなルーフラインとワイドなリアエンドの対比が、究極のクーペフォルムを表現しています。

シンプルなリアコンビネーションランプの処理もかえって凄みを感じさせます。

一方フロントは少し見慣れた感のあるメルセデス顔です。

ここは惜しいです。

グリルをメッシュにするとか、もう少し凝って欲しかったです。

しかし、かろうじてというか「スワロフスキークリスタルヘッドランプ」が装備されています。それは、片側あたり、ウインカー用の30個とポジショニングライト用の17個で合計47個ものクリスタルで装飾されます。

何ともきらびやかです。

そしてこれが華美と感じさせないほどにこのクーペのスタイルには華があります。

並のクルマがこれをやってしまうと庶民が付けるティアラではないですが、そこだけ浮いてしまうものです。

しかしこのSクーペはその圧倒的な気品によって、そのティアラをさえ日常にします。

つまりクーペとして必要な華がSクーペには圧倒的にあります。

内装★★★★★

内装も手馴れています。スペシャリテの何たるかを知り尽くしたメーカーならではの作です。

ドアを開けて驚くのは並の倍ほどはあるかというたっぷりとした厚みをもった大きなサイズのフロントシートです。

このシートに身を委ねるともうそこから離れたくなくなります。

このシートにはマッサージ機能の他、交差点やコーナーでアウト側のサイドサポートを可動させホールド性を高める機能も備わります。

長いワインディングを快適に過ごすには効果を発揮すると思います。

今回の試乗車はホワイトレザーの内装でしたが、とても明るく贅沢です。
曲線基調でデザインされるダッシュは、セダンよりもいっそう起伏に富んだ面構成となり、目を楽しませてくれます。

メーターは、セダンと同様に12.3インチの大型液晶画面によるものです。
従来の工芸品的価値観からするとここだけ安っぽく感じる向きもあるかと思いますが、それはミライを感じさせる処理でカバーです。

イルミネーションカラーを変えられる機能も昨今のメルセデスのお気に入りです。

またリアシートは期待せずに座りましたが、大人が無理なく座れるヘッドルームとレッグルームが確保されていて、なかなか快適でした。

この理不尽にタイトなしかし豪華な空間にすっぽりと収まってハイスピードドライブを楽しむというのも楽しいかもしれません。

その昔、4人でポルシェ928をドライブした時のリアシートを思い出しました。

 

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エンジン★★★★

エンジンは65のV12では無く63ですから5.5リッターV8ツインターボエンジンですが、それでも出力は585psと91.8kgmを発生します。

パーシャルではAMGの凶暴な面は皆無です。ここは従来のAMGとは違います。

市街地ではあまりに静かで物足りないほどです。

パッセンジャーの印象はS550と何ら変わりないでしょう。

多少踏んでも普通のAMGのように低くゴロゴロと唸ることはありません。
あくまでスムーズにシュルシュルと速度を上げます。

ノーマルとの違いはパーシャルでもそのスピードの上昇が尋常でないことです。

91.8kgm(900Nm)というトルクは2250-3750rpmという低回転から発生しますので、市街地で必要とするほとんどの加速はその特徴的なサウンドの前に終了します。

市街地で走行する限りでは700万ほども安いS550で十分だと感じます。

AMGが真価を発するのはやはり日本では高速道路ですね。それもちょっとここには書けないぐらいのスピード領域です。

この世界になると軽快なノーマルと違って、重厚で圧倒的な力強さでこの2トンを超える大型クーペを支えます。

普通のクラスのAMGと違って、このクーペではやはりエレガントな振る舞いをする領域が広いです。

淑女はなかなか角隠しを外さないものです。

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足回り★★★★

4度ほど試乗した新型Sクラスのセダンですが、ここにも書きましたが、私はその足には常に疑問を持っていました。

いつもその乗り心地の割にはピッチングが多く姿勢変化の制御が甘いと感じていたのです。

ステアリングフィールについてもメルセデスとしては物足りないと感じていました。

しかし、さすがにこのクーペはいいですね。完璧なドライバーズカーに仕上がっています。

車高が低く重心も低いこともありますが、それ以上にコーナーでのボディコントロールは完璧で、S字の切り返しでもおつりを気にする事なくステアできます。

試乗車には残念ながらコーナリング時にリーンインする革新的なシステム「カーブ・チルティング・ファンクション」のオプションは装備されていませんでしたが、その必要性を感じないほどに素晴らしい安定性とコントロール性を見せてくれました。

一方、乗り心地もセダンのSクラスよりもはっきりと好みです。

早いスピードでギャップを乗り越えても揺れは1発で収まり、ショックの角も気になりません。

内装の建付けがイマイチで時にカスレ音を発するのはセダンと同様ですがそれも小さくはなっています。

ボディーの剛性感は流石にセダンよりも高く感じます。

運転席も助手席もセダンよりも上質で快適ですね。

この乗り味を知ると自分でステアリングを握るならちょっとセダンには戻れなくなるのではないでしょうか?

 

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総評★★★★

メルセデス・ベンツのフラッグシップクーペに「Sクラス」の名が添えられるのは18年ぶりだそうですね。

これまでは「SEC」や「CL」などの名でリリースされていましたが、今回メルセデスがSクーペの名を復活したというのやはり相当の自信があったからでしょう。

確かにこのクルマの出来はその自信を表しています。

【スペック】メルセデス・ベンツS63 AMGクーペボディーサイズ:全長×全幅×全高=5044×1913×1422mm/ホイールベース:2945mm車重:2070kg/駆動方式:FR/エンジン:5.5リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボトランスミッション:7段AT/最高出力:585ps(430kW)/5500rpm/最大トルク:91.8kgm(900Nm)/2250-3750rpm/タイヤ:(前)255/55R19/(後)285/40R19/燃費:10.1リッター/100km(約9.9km/リッター)(欧州複合モード)/価格:2400万円

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