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E220 ブルーテック・ステーションワゴン・アヴァンギャルド Mercedes Benz E-CLass Avantgarde BlueTEC

4気筒のディーゼルをメルセデスはどうまとめたか

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メルセデスと言えば日本におけるディーゼル復権のパイオニアですね。

2006年に導入されたのは先代211系のE320CDIは規制で死に絶えたディーゼルに小さな光をともしました。

2012年、大規模なマイナーチェンジを受けたのにあわせてEのV6ディーゼルも211PS から252PSにパワーアップしました。

そして今回ダウンサイジング化の波に合わせ4気筒のE220が追加されました。2ステージ・ターボチャージャーなどを採用で最高出力 177ps/3200-3800rpm 最大トルク 40.8kg-m/1400-2800rpm です。

価格は599万円から、Eクラスはモデル末期ですが、乗り心地も急激に良くなっているので気になるところです。

早速、逝ってみましょう!^^

スタイル★★★☆

Eは昨年大幅なマイナーを受けて顔がシンプルで丸くなりましたね。

しかし、もともとの直線基調のフォルムに、この丸くなったフロントまわりがうまく溶け込んでいない気がします。

 

かなり小さく見えるので正面からだとCクラスかと思うほどです。

LED化は必然の流れですがリアコンビネーションランプのそれは少しやり過ぎの感があります。

特徴だった“ポントン”フェンダーも配されシェイプされた印象のフィルムとマッチしない感じです。

ゴージャスな路線なのかスポーティーな路線なのか、前後でアンバランスな感じです。

それでも全体のフォルムはまだまだバランスが良く新しさを保っているのは見事です。

2009年、エッジの立ったスタイルを先だって採用したEクラスはフルチェンジまでの(おそらくあと2年)期間を無難にまとめそうです。

内装★★★★

今回試乗したのは豪華版です。

それにしても長い名前ですねメルセデスベンツE220ブルーテック・ステーションワゴン・アヴァンギャルドって!

まあアバンギャルドというグレードのネーミングもどうかと思いますね。

なんだか安物のキャバクラかクラブのように感じるのは私だけでしょうか?

しかし、内装はマイナーでぐっと質感を増しましています。

パワーウィンドウのスイッチやセンターコンソールのオーディオコントロールが若干プラスチッキーなのは残念ですが、総じてメルセデスのミドルクラスに相応しい質感を持っているといえるでしょう。

オプションですがシートも望めば豊富なカラーを選べるのもプレミアムブランドならではの楽しさです。

シートがいいのはメルセデスが戻ってきたと感じるポイントかもしれません。

前後ともサイズがたっぷりとしていて、どこにも違和感がありません。

このあたりのフィット感は流石ですね。

 

国ごとにシート形状を変えているといいますが確かにその効果は出ていると感じます。

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エンジン★★★★

ココが今回のポイントですね。E220Bluetecは、OM651型とよばれる2,142cc直4エンジンです。

最新世代のコモンレール・ダイレクト・インジェクション、低回転時からのレスポンスと高回転時のパワーに優れた2ステージ・ターボチャージャーなどが採用され最高出力177ps、最大トルク40.8kg-mとなっています。

 

燃費は18.6km/L(JC08モード)で、「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、新エコカー減税(重量税、取得税 免税)をうけることができます。
排ガス対策はご存知、尿素水溶液(アドブルー)です。尿素を排気に噴射して、NOxをN2(窒素)とH20(水)に変えるシステムですが、今は点検時に補充するそうで実質メンテナンスフリーです。

ちなみにE350ブルーテックのスペックは最大出力:252ps(185kW)/3600rpm最大トルク:63.2kgm(620Nm)/1600-2400rpmですから、やはりかなり変わると言わざるおえません。

実際、乗るとディーゼルに期待する強力なトルク感はありません。

それでもパワーに不足があるかと言えばそうでもなく、街中を少し早いペースで走るぐらいなら文句はりません。

特に4気筒の割に静かで振動も少ないのはマウントやボディの良さもあるでしょう。

エンジンを掛けた瞬間さえその音と振動は丸くこのディーゼルユニットがメルセデスの高級車に搭載されることに違和感を抱きません。

中間加速も図太いトルク感は無い代わりにスムーズに回りますのでスポーティーな感じすらあります。

これは圧縮比が時流に沿って16.2:1という比較的低い値に抑えられていることにもよるのでしょう。

2ステージ・ターボによる過給も自然吸気的にスムーズで実に扱いやすいです。

問題はドイツ版では220でも9段ATが導入されているのに日本仕様は7速ATのままというところでしょうか?

BMWも素晴らしく出来のいい8ATを持っていますので、早急に入れて欲しいと思います。

足回り★★★★

Eクラスのステアリングはもともと全車油圧でスタートし今は全車電動となっています。

ギア比の増速機構を備える「ダイレクトステアリング」も装備されていますが、これは自然で異論はありません。

電動のフィールについても導入直後は残念なもの(このメルマガでも2014年10月のE350「ガソリン」で報告済み)でしたが、今回は非常にリニアになっていて驚きました。

乗り心地についても、全てがまろやかでしかもフラットです。

しかも適度な重厚感を感じるものでこのあたりは流石にAやBクラスとはモノが違うと感じる部分です。路面からの当たりが丸いのは非ランフラットのおかげでもあります。このあたりはBMWとの差です。

この洗練されたマナーは、フルモデルチェンジから6年をかけて、改良が加えられた成果です。

ハンドリングも素晴らしく良くなっています。

ステアフィールの改善に起因しますが、直進性の出し方が自然で、かつスピードが乗るほどにセンターというか芯の出てくるメルセデス特有のフィールもありま
す。

ワゴンボディでも前後バランスは良く、前を向いている限りリアの大きなマスを意識することはありません。

安全装備では「レーダーセーフティパッケージ」は、従来の短距離/中長距離ミリ波レーダーに、ステレオカメラと後方用ミリ波レーダーが装備されています。

渋滞時を含む全車速追従の車間維持機能「ディストロニック・プラス」に、カメラを使った車線維持機能も加わりました。

カメラが白線などを認識している間は、ステアリングホイールから手を離しても10秒間、車線を維持します。また「ブレーキ・アシスト・プラス」に飛び出し検知機能「PRE-SAFEブレーキ」が付き、前方を横切るクルマや歩行者の飛び出しにも対応し、クルマや歩行者に接近すると音とディスプレイで警告するほか、段階的に自動ブレーキを作動させます。

このほか、停止中に後方から車両の接近を検知すると、自車のリアコンビランプを点滅させるとともにブレーキ圧を高め、最終的には自動的にブレーキがかかって車両をロックすることで、二次被害を軽減する機能「PRE-SAFEプラス」も付いています。

 

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総評★★★★

フルモデルチェンジまではあと2年ほどですね。

現行モデルの完成度は非常に高いといえます。

特に足回りの熟成は初期モデルの人が可愛そうになるぐらいですね。
先日乗ったEのカブリオなどは乗り心地とハンドリングの楽しさではSクラスよりずっといいとさえ思いました。

ブルーテックではCLSの220も同時に発売されました。

こちらの乗り心地とハンドリングのバランスではいいものを持っていますが、キャラ的にこちらはスペシャリテなのでガソリンモデルを選びたくな
ります。

その意味ではEの220ブルーテックのステーションワゴンは魅力的です。

これ以上は何もいらない感じの道具感がですね。

最高の足で乗り味はとても贅沢なのにディーゼルで小食、ランニングコストが安いというのはマイルで行くビジネスクラスではないですが、お得感があります。10年20万キロぐらい使い倒したくなる実用車ですね。

【スペック】価格 6,870,000円 /燃費 18.6km/L /CO2排出量 NA 乾燥重量 1890kg /エンジン 直列4気筒2142ccディーゼル・ターボ 最高出力 177ps/3200-3800rpm /最大トルク 40.8kg-m/1400-2800rpm ギアボックス 7速オートマティック

 

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