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エスティマ 3.5G トヨタ 試乗

運転はしたくない
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12月にフェイスリフトされたエスティマに乗ってきました。
まあ、ぱっと見それほど変わってないですが・・。
中身の方ははたしてどうでしょうか?

●概要

初代は1990年のデビューでした。

2代目は10年後の2000年。

そしてこの3代目は2006年1月にプラットフォームを一新してデビューしました。そして08年12月のマイナーですね。

エンジンは直4、2.4(170ps)&CVTとV6、3.5(280ps)&6AT、それぞれFFと4WDあがります。
そしてハイブリットの直4、2.4(150ps)、フロント交流モーター(143ps)、リア交流モーター(68ps)です。
グレードは基本Gとスポーティーなアエラスで下にXです。

スタイル★★★☆

マイナー前の方がすっきりしていました。

Fバンパー内のフォグの丸が強調され、ボディ下のキャラクターラインもきつくなりました(特にアエラス)。先代に逆戻りしたかのようなディテールの処理はどうしたものでしょう?

3代目になった時、随分すっきりとして4つ★と思っていましたが、今回のマイナーで☆(半分)マイナスです。

内装★★★

写真はショールームにあったアエラスですが、試乗したGはベージュの平凡なカラーです。
デザインもエクステリアに比べ平凡で、初代にあった革新や先進性はありません。

質感も悪くはありませんが、3.5やハイブリットではオプション&諸費用込みで500万円オーバーと知るとちょっと物足りません。

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エンジン★★☆

V6としてはアイドリング時も加速時も振動が多いのが気になります。
はじめはてっきり2.4の4気筒かと思っていました。

流石に加速はパワフルで重いボディをそれなりに引っ張りますが、音もV6としては高級感に欠けます。これなら安い直4で十分です。

確かに駆動系のスムーズさはトヨタ車そのものなのですが・・。

6ATのセレクターはせっかく操作性のいい位置にマニュアルモードを持ちますが、操作する気になりません。これまた価格に見合っていません。

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足回り★★★

これもビミョーなんです!
アタリは相変わらずソフトで、ハーシュネスの処理もトヨタ車らしくレベルの高いものです。ステアリングフィールもデビュー当時の雲の上を走るようなものからすると随分しっかりとしました。熟成されていることは分かります。
ただこれもエリシオンやMPVなどと比べるとまだまだスタビリティは物足りません。

コーナリングのライントレース性がスムーズなのはいいとして、バランスはこれもノーズの軽い直4の方が気持ちいいです。
とにかくドライブの楽しみはありません。

広い2列目で足を伸ばしてビール片手に雑誌でも読んでいる方が楽しいです。
運転好きのオヤジをしてそう思わせるほどのシロモノ感は流石にトヨタ車です。

総合評価★★☆

初代は10年、2代目は6年もちましたが、この3代目は3年で早くもそのアドバンスを失いつつあります。

確かにクルマに興味のない人にとってはそこそこ快適で故障も少ないでしょうが、このクルマで後ろに家族がグーグー寝られてはますます運転が嫌いになってしまいそうです。

どうせ買うなら、お金を払い運転する人が最も楽しめる、ドライバーズ・ミンバンを勧めます。

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