足はいいんだけど
マークXのスタイルをときめかないって書いたら、「乗ってから言え」って怒られちゃいましたのでじっくり乗ってきました。
結果は予想の範囲内のクルマだったのですが・・。
●概要
マークⅡからマークXになってからは2代目ですね。
スタイルと内装については前述しているので省きます。3つ前の記事を参照してください。
エンジン★★★
2.5と3.5の2本立てです。試乗したのは2.5のV6で203psです。
試乗車は走行1135キロの新車だったためか、まだ固さが取れていませんでした。
基本的には静かでスムーズなのですが、フィールががさついていたのが残念です。
特に回すとガーっと安っぽい音が進入してきます。
それまでが静かながけに落差に驚きます。
それでもパワー、トルクとも不足はなく1520kgのボディを快適に走らせます。
ただ雑誌で絶賛されているほどのものではありません。
足回り★★★☆
ココは意外によかったです!
コシも十分で、しなやかささえ感じられました。
早いステアリング操作に対しても十分なキャパを感じさせ、乗り心地も良かったです。
では何故?
そうステアフィールなのです。
やはりどうにもトヨタのステアリングとオヤジは相性が悪いようです。
これでも旧モデルに比べると少しはしゃきっとした感じです。
でもまだまだ眠くなってしまいます。
この曖昧な感じはどうしてもトヨタのメインストリーマーとしては残さなくてはいけないのは分かります。
ただオヤジに合わないだけです。
乗り心地もアラを探せばフロアがビビリます。プラットフォームが先代のリメイクなのも影響しているのかもしれません。
総合評価★★★
確かに乗ると予想通りの完成度の高さでした。
しかし、同時に予想通りにトヨタ車そのもののフィールでした。
この内容でこの値段なら238万なら、ほとんどの人にまったく悪い商品ではありません。
実質20万円以上の値下げに相当します。
ほとんどと言ったのは、一部のクルマ好きを除いてという意味です。
趣味性を抑えたある意味見事な商品です。