ベースのネガがそのまま残ってしまった?
フルEVのリーフは高級な乗り味を持っているにもかかわらず、充電の不安からイマイチ盛り上がらないので、エンジンで充電をアシストする「e-POWER」で繋げる算段ですね。
PHVと違って充電装置を持たないのでBMW i3のレンジエクステンダーやアウトランダーのPHVとも違いますが、エンジンは駆動に関与せず、モーターの出力だけで走行するという意味ではEVと言っても拡大解釈ではないでしょう。
内装はよく見れば凝った部分もあります。e-POWER専用メーターが用意されます。
中央に速度計があり、その右側に“エネルギーフロー”が表示される構成です。
シフトもリーフのような専用のシフトセレクターが用意されEVであることをアピールします。
シートの色は白黒だけですが、サイドの色を変えたり洒落っ気を出そうとしています。
サイズの割にシートが大きめなのはいいですね。
ステアリングはスポーツグレードでもないのになぜか下部をフラットにしたDタイプです。
「e-POWER」の一体型パワーユニットには「ノート」の1.2リッター直3 DOHC 12バルブエンジンに「リーフ」のインバーターと駆動用モーター、充電用モーターが組み合わされています。
注目はワンペダルドライビングを可能とするセットアップですね。
これは確かにBMW i3並の回生ブレーキの強さでワンペダルドライブを可能とします。
しかも不快なショックが発生しないよう、停止に至る直前に減速Gを軽く抜く制御も盛り込まれています。
慣れるとこれはやはり楽だし楽しいですね。
何よりエネルギーを効率的に回収している感覚が得られますし、ブレーキパッドの消耗も少なくて済みます。
パワーはリーフほどの力強さはありません。
強くアクセルを踏むとすぐにエンジンが始動してしまいます。
またエンジンの回転が速度とアクセル開度に応じて普通のガソリン車のように上下するのもちょっとEVらしくなく残念です。
せっかくモーターだけで走行していてエンジンは充電に徹しているというのに違和感を与えないためでしょうか?
充電が少ない時はEVのありがたみが少ないです・・。
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