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ホンダN WGN Gターボパッケージ 試乗

クルマ好きに響かないホンダなんて!

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 11月22日に発売されたばかりのホンダのN-WGN に乗ってきました。

N-WGNは、2011年12月発売の「N BOX」、2012年7月の「N BOX+」2012年11月の「N-ONE」に続く「N」シリーズの第4弾です。

 

今回は「スズキ・ワゴンR」「ダイハツ・ムーブ」などの人気車が名を連ねる、軽最大の激戦区ハイトワゴン(全高1550〜1700mm)市場に打って出ました。

つまり軽の中でも最も売れ筋のクラスです。

 メーカーも「目指したのは日本の新しいベーシック」と謳います。

果たしてその実力は?

 

スタイル★★☆

 

プロポーションはN-ONEと似ていますね。

安全性を高めるためでしょうか、車高の割りにウエストラインが高く

ウィンドウは小さめです。

 

特徴はCピラーのスリットでしょうか。ちょっと演出過多ですが、後半

に余韻を持たせる事によって伸びやかさと大きさを出しています。

 

全体に直線的でボクシーなスタイルですし、それなりにクリーンな印象もあります。
問題はカスタムではないノーマルでもどこか男性的な事でしょうか?

 

少なくとも小型車らしい可愛らしさはありません。

女性ユーザーも多いこのクラスにあって女性にどう受け入れられるか気になるところです。

 

ただ高い衝突安全性を持つボディーは、軽自動車として初めてJNCAPの衝突安全性
能評価で最高評価となる5つ星を獲得しています。

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内装★★

 

ノーマルのダッシュボードはちょっとプラスチッキーで寂しいですね。

デザインも特徴がありませんし、カラーも相変わらずおじさん臭いベージュ1色

というのはどうなのでしょう?

 

シートのデザインもまるでデザインしていないような凡庸なものですし、

ベンチシートという事もあってサポートも不十分です。

 

掛け心地も体が落ち着きません。かろうじて肘掛で体を支える有様です。

 

流石にコストのかかったカスタムは質感そのものはまあまあですが、

今やこのレベルはスズキもダイハツも達成しています。

 

とにかくデザインに新しさも楽しさも提案も無いのが残念です。

 

N BOXに比べて進化したのは後席を200mmの幅でスライドできる事ですね。

ようやくという感じですが、この広大なリアのレッグルームを状況に応じて

荷室に割り振る事が出来るようになりました。

 

エンジン・ミッション★★☆

 

エンジンは2種、自然吸気ユニット58ps/7300rpm、6.6kgm/4700rpmと

ターボユニット64ps/6000rpmと10.6kgm/2600rpmです。

 

試乗したのはターボです。

スペックは以前試乗したN-ONEと同じですが、

なぜかこちらはパワー感がありません。

 

音がN-ONEに比べマイルドな事もありますが、

トルク特性もフラットになっているようです。

 

あまりの普通さに最初はノンターボかと思っていました。

N-ONEの時もそうでしたが悪さをしているのはやはりスリップ感の強いCVTですね。

 

とにかくダイレクト感が皆無でアクセルレスポンスが悪く

加速中は常にタイムラグがあります。

 

もうただ待つしかない状態です。

ドライバビリティーで重量の重いN-BOXと変わらないと
いうのはちょっと寂しいです。

 

足回り★★☆

 

ここも残念な部分です。エンジンもそうなら足もヌルイですね。

 

乗り心地はトレッドの硬さを感じる割にはシャキッっとしません。

ステアリンフィールも甘すぎます。

ダイレクトなフィールは期待できません。

とにかくターボ仕様に期待する走りは出来ません。

 

ハンドリングも背の高いN-BOXと同じレベルに留まっているのが解せません。

 

救いはスムーズで自然な事です。

これは一般受けするセットですね。

初心者がラフな操作をしても破綻しません。

でもホンダにはそんな事は期待していないのですけどね。

 

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総評★★☆

 

うーん、これが「NEW NEXT NIPPON NORIMONO」だったら

我々日本人は報われないですね。

 

デザインにも走りにも楽しみがないです。

 

ちょっと評価が厳しくなってしまいましたが、新たな国民車を提案するからには
それなりの豊かさを感じさせて欲しいわけです。

 

高級な走りを民主化したゴルフ7はもちろん、フィアット500やプジョー208など
世界には楽しい小型車がいっぱいあります。

 

その昔、ホンダはシビックやトウディなど新鮮で楽しい小型車を発表し、

日本の若者に夢を与えてくれました。

 

最近のホンダは大メーカーになり過ぎたのかマスを狙い過ぎというか大メーカー
が作るつまらない家電のようなクルマが多いですね。

 

ワゴンRやムーヴと同じクルマはもういらないと思うのですが・・。

 

 

【スペック】全長×全幅×全高=3395×1475×1655mm/ホイールベース=2520mm
/車重=850kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブ(64ps/6000rpm、
10.6kgm/2600rpm)/燃費=26.0km/リッター(JC08モード)/価格=135万円

 

 

 

 

 

 

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