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5008 シエロ プジョー 試乗 

かなり欲しいかも!
20091025085238

 

 

3008に比べ随分遅れてやってきましたね。

C4ピカソの新型へのバトンタッチの間の穴を埋める為に入れられたとも言われていますが、何はともあれ日本には走りが楽しめるミニバンはトヨタのG’sなど特殊な例を除いて皆無ですから大歓迎です

  • まあ、3008はミニバンというかクロスオーバーというか微妙なキャラでしたがこちらは少しボディも大きくよりミニバン寄りです。

    でも何故か価格はこちらの方が安いというちょっと不思議なクルマです。

    日本では考えられない価格設定ですね。

     

     

    スタイル★★★★

     

    全長4530mm、全幅1840mm、全高1645mm、ホイールベース2725mm。3008が4365×1835×1635mm/ホイールベース=2615mmですから主に長さ方向で延長し7シーターを与えているわけですね。
    それでもスタイルは寸胴になっている感じはありません。大きなライトが両端で存在感を主張しているのと1645mmという高過ぎない車高の為でしょう。

     

    またグリルは現行のプジョーお得意のおちょぼとは少し趣を異にしますが、鼻先に付けられた大きなエンブレムがまぎれも無くプジョーである事をアピールします。
    以前に3008をイノブタっぽいと好意を込めて称したことがありますが、こちらはもっとプレーンというか賢そうな大型犬っぽいスマートさがあります。

     

    全体のフォルムはより直線的でサイドウインドウも立ちぎみでスペース効率を重視している事が分かります。

    サイドを走るシルバーのアクセントやLEDを多用したリア・コンビネーションランプなどで効果的に高級感を演出しています。
    ミニバンなのに生活臭を上手く排除しているのは流石に日本車との違いです。

    これならホテルに乗り付けても恥ずかしくないでしょう。

     

     

    内装★★★☆

    内装も3008よりミニバンよりです。

    3008ではセンターコンソールにアスシト・グリップを備えるなどSUV的な演出でしたが、こちらは一般的なデザインです。

    それでもステアリングの角度などは流石に乗用車的に寝たものですからポジションはなかなかスポーティーです。
    シートはもう少し柔らかい方がプジョーらしくて好みなのですが、スペースを重視したのか薄めのクッションでどうにか成立させた印象です。

     

    特筆すべきはシエロに標準の大型のグラスルーフです。

    プジョーお得意の装備ですが、これは気持ちいいです。

    ただ全体としてみるとデザインももう少し頑張って欲しいです。

    C4ピカソなどと比べるとやはり物足りないですね。

     

    カラーバリエーションも少なくそのカラー自体も無難なものしかないのも不満です。
    もっと茶系の凝ったものなど色々とあれば印象も変わると思うのですが。


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エンジン★★★★

 

ココはお馴染みの名機です。

1.6リッター直4ターボで、最高出力156ps/6000rpm、最大トルク24.5kgm/1400-3500rpm、ミッションはアイシンのトルコン6段ATです。

  • このパワートレインはいつ乗っても文句の無い出来なのではっきり言って書く事がありません。

    全くどのクルマにも合ってしまう不思議なユニットです。
    チューニングはミニバン用ですから、ミニのクーパーSなどと違い音もおとなしくシャープでもないですが、それはこのクルマのまったりとした乗り味に合わせてのものです。

     

    アイシンの6ATもトヨタに供給するものと違ってちゃんとタイトに仕上げています。

    つまりスリップ感が少なくレスポンスに優れます。

    またアクセルを少し深めに踏んだ後は低いギアを保ったまましっかりとエンブレを効かせます。

    このあたりはフランス流の伝統的なセッティングが残されているなーと嬉しく感じる部分ですね。

     

     

    足回り★★★★☆

    プラットフォームは、「シトロエンC4ピカソ」や「プジョー3008」と共通です。

    足はそれぞれ特徴があります。

    C4はリアにエアサスを使いますし、3008ではリアに、左右ダンパーを結ぶ油圧回路の途中に“第3のダンパー”を挿入することで、過度のロールを抑制する「ダイナミック・ロール・コントロール」を装備します。

     

    そしてこの5008ではリアのトーションビーム式サスペンションユニットのマウントにオイル封入式のマウントを使っています。

    荷重が大きく変わるミニバンのリアサスにそれぞれ違ったアプローチで対処するのはヨーロッパらしいところですね。

    一番スポーティーなのは3008で、逆にソフトなのはC4ですね。

    5008はその中間でしょうか、でも乗り味はディープです。

    ここはプジョー度が濃いですね。

    ソフトなのに粘ります。

     

    確かに3008と比べるとボディが大きい分だけ剛性も物足りない感じもありますし、乗り味も僅かに淡白に感じます。

    それでも他のクルマから乗り比べれば圧倒的に乗り心地もハンドリングも優れています。

    C4と比べればロールスピードも抑えられていますし、ステアリングも自然な感じです。

     

    車高が国産のミニバンほど高くないこともありますが、本当に何をしても怖くない感じです。
    飛ばせば飛ばすほど信頼を増す懐の深さはプジョーマジックたる所以です。

    ホイールのサイズは、試乗した「シエロ」が17インチで、エントリーグレードの「プレミアム」は16インチです。

    専門誌では16インチの方がいいと書いてありますが、17インチでも不満は感じませんでした。


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総評★★★★

  • BMWのエンジンに日本のAT、フランスの足という、いいとこ取りのようなコンストラクションですね。れでプレミアムならば300万円と言う価格はかなりのバーゲンではないでしょ

    か?国産のミニバンとも十分に戦える価格です。

    国産との違いは圧倒的ですね。

     

    スペース効率では国産優位ですが、この乗り心地とハンドリングを知るとちょっと国産には戻れないのではないでしょうか?

    運転の楽しさでは圧倒的な差があります。

    セレナやステップワゴン、ノア/ヴォクシーといったクルマ達はスゴイ数が売れていますが、それらのクルマを選ぶ人たちのほとんどはこのクルマの存在自体を知らないのかもしれません。

     

    また知っていても輸入車というだけで比較候補にすら入れないのだと思います。

    でも、それはなんとももったいない事です。

    このクラスのミニバンを考えている人の半分以上がこちらを選んでもおかしくない内容です。

    いいクルマとの出会いは人生を確かに豊かにします。

     

    プジョーの乗り心地は5m転がせば分かります。

    つまりそれほどに圧倒的です。

    人生に彩を添えるチャンスです。

    試乗をお勧めします。

     

     

    【スペック】5008シエロ:全長×全幅×全高=4530×1840×1645mm/ホイールベース=2725mm/車重=1600kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(156ps/6000rpm、24.5kgm/1400-3500rpm)/燃費=11.7km/リッター(JC08モード)/価格=330万円

 

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