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2008シエロ プジョー 試乗 

これ欲しいかも
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今週はZのNISMOに乗る予定でしたが試乗車の手配が付かず、ならばとこの2月15日に発売されたばかりのプジョー2008に乗ってきました。

このメルマガでは既にVol.82で「208プレミアム」Vol.132で「208GTi」を取り上げていますが、いずれも好印象でした。

今回はエンジンが4気筒1.6Lから3気筒1.2LにダウンサイジングされたのとミッションがついにAL4からシングルクラッチの5速に変わったことがトピックです。

流行のクロスオーバースタイルのボディも手に入れいよいよ本命登場の感です。

 

 

スタイル★★★

 

サイズは208と比べ全長が200ミリ長く、全幅は同じ、全高は92ミリ高くなり最低地上高はプラス25ミリとなっています。

顔は208に比べるとソフトな印象ですね。

ライトのエッジが丸められていることやグリルが小さくなっておちょぼ口系になっていることがそう感じさせる要因です。

ウーパールーパーぽい感じになっています。

 

ハッチバックで印象的だったサイドのキャラクターラインもなくなり、のっぺりとした印象となったことでサイズ以上に大きく感じさせます。これはもちろん狙っての事でしょう。

シャープで凛々しい3ドアハッチ系に対して、駄犬のような愛着を感じさせる癒し系にシフトされています。

クロスオーバーというキャラですから間違っていない変化ですが、芸術点は少し削がれました。

 

 

内装★★★★

 

内装は208と同じく小ぶりなしかし品質感の高い楕円のステアリングが印象的です。

ステアリングの上から眺めるメーターも208と変わりませんが、ポジションはさらに高く視界は良好です。

サイズの割にたっぷりとしたサイズのシートもプジョーに共通する特長ですね。

特にソフトなクッションではありませんがこれはホールドも良くなかなか快適です。

 

面白いのはサイドブレーキで大きな飛行機の昇降舵のような形の大ぶりなレバーになっています。

巻かれている革も手触りが良くなかなか高級感があります。

ここは208と違うところですね。

 

つまりこうしたスパイスでSUVぽさを演出しているというわけです。

試乗したシエロは大きなグラスルーフが標準です。

またノーマルルーフとなるプレミアムでもLEDを使ったイルミネーションで楽しませてくれます。

208もですが、2008は1.2としてはかなりの品質感を持っていると思います。

プラスチック丸出しだった昔のフランス車からすると嘘のような高級感です。

国産はもちろんドイツ車よりも楽しいと思います。

 

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エンジン★★★★☆

 

本国にはディーゼルの1.6Le-HDIもありますが、日本に入ってくるのは今のところガソリンの3気筒、1.2Lターボのみです。

このエンジンも驚きの出来の良さですね。

1.2Lで全くパワー不足を感じないばかりか、どの場面でもリッチなトルク感を感じる事が出来ます。

3気筒の振動も言われれば僅かに感じますが、静かでパワフルなのでむしろ楽しいです。

 

前々回のフィエスタで3気筒1Lのエコブーストを褒めちぎりましたが、この3気筒1.2Lも勝るとも劣らない出来です。

アイドルストップのショックも少なく音も静かです。

ミッションもついにAL4からシングルクラッチの5速に変わりました。

 

これもスムーズです。ツゥインゴより遥かに自然に乗れます。

シフトアップ時に僅かにタイムラグはありますがこれまでのシトロエンなどの物に比べるとシフトスピードも遥かに速くスムーズです。

 

かなりトルコンに近い感覚で乗れます。

ヒルアシストなども装備されています。

 

 

足回り★★★★★

 

私事ですが、昔プジョー504Dというクルマに乗っていたことがあって、以来プジョーの乗り心地のとりこになりました。

シトロエンともルノーとも違う超バランサブルな足は他のクルマでは全く味わえないものです。

207ですっかりドイツぽくなってしまったその乗り味ですが、208で“やっと帰ってきたか“と思っていましたが、この2008では確信しました。そのストロークの長さもあって完璧に“帰ってきた”と言えます。

 

もう絶妙なタッチとしか言いようがありません。

クラスを超えてこれほど上手く路面の凹凸を吸収して見せるクルマがあるでしょうか?

これに比べると昨今のシトロエン&ルノーは硬いと感じます(C5を除く)。

2008はストロークの長さゆえ上屋根は僅かに揺れますが、それもまた楽しと感じさせるのはステアリングが正確だからです。

決してシャープではありません。

 

切はじめはむしろマイルドですが、綺麗にトレースする正確なステアリングと足回りは繊細ですらあります。

旋回し始めてからの舵の利きは良くそのゆったりとしたリズムもあって常にリラックスしてドライブできます。

この足のハーモニーを知るとドイツ車を味気なく感じます。

比して2008で回るコーナーにはその一つ一つに対話があります。

 

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 総評★★★★

 

208の出来からして2008もある程度いいだろうと予想はしていましたが、エンジンも足も予想以上でしたね。

これが270万というのはかなりのバーゲンプライスではないでしょうか。

もしこれまでドイツ車しか乗ったことがないという方がいらしたらぜひ試乗をお勧めします。

おそらく走り出したとたんに頬が緩むと思います。

 

交差点ひとつ曲がれば愛着が湧くかもしれません。

2008はフランス車の中でもそれほど味の濃い1台です。

おすすめ物件です。

 

 

【スペック】全長×全幅×全高=4160×1740×1550mm/ホイールベース=2540mm/車重=1160kg/駆動方式=FF/1.2リッター直DOHC(82ps/5750rpm、118Nm/2750rpm)/燃費18.5km/リッター(JC08モード)/価格=270万円

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