SUVになっても薄味
このクルマかなり期待してました。
だって、レクサスのことだからシュアな乗り味のSUVに仕立ててくれると思っていましたから。
でもこの前に新型トゥアレグに乗ったのがいけませんでした。
やっぱりレベルが・・、と言うか根本が、違いました。
●概要
09年1月デビューですね。ハリアーの後継というかレスサス版、駆動はFFと4WD、エンジンはL4・2.7、V6・3.5、V6・3.5+モーターとなるハイブリッドの3種、AWD代25万、ハイブリッド代85万、レクサス代150万程度かな?
スタイル★★★☆
フェンダーがブリスターになったり、全体に固まり感のある彫刻的な感じだったり、、土着的エレガンスだったハリアーと比べると随分と男性的で西洋的になりました。
アプローチアングルを大きく採ったコンストラクションは先代からの良き伝統です。
レクサスらしさもありますし、何より塗装の質が高く面に平滑感があるのが特長的です。
↑だいたい高級車のショールームに置いてあるクルマがこんなビニール被ってたらいけませんね。
内装★★★★
内装もショールームで見て触った感じは抜群です。
革が柔らかくデザインも東京的です。
つまり高級セダンそのものの内装です。
星が一つ足りないのは、つまり東京的で高級車な乗り味やエロテックさが無いからです。
まあレクサスにそれを期待するのもおかしいかもしれませんが。。
エンジン★★★
ここは少し残念です。エンジンはまあまあ楽しいやつです。
でもトルコンが滑ってます。もっと全域でロックアップを効かせなくてはダイレクトな走りは望めません。
ISではとてもいいのにやはりボディの重さが災いしているのでしょう。
足回り★★★
ここもレクサスということで期待値が高いのかもしれませんが、はっきり言ってもの足りません。
直進性もそうですし、、
コーナリングも特にリアの落ち着きに欠けます。
以前に乗った4WD版は確かこんなことはありませんでした。
もしかするとデフの重さが効いているのかこのFF版よりも落ち着きがありました。
総合評価★★★
これが問題なのは価格です。トゥアレグと変わらない。ならばトゥアレグの方が100倍いい。
確かに味の薄いスッキリしたレクサスらしいSUVですが、その割にエンジンと脚に洗練が足りない。
スタイルと内装は100歩ゆずってアリです。
でも走りの部分ではトゥアレグと乗り比べればもう歴然とします。
脚は4WDのバージョンSなら少しは楽しめますが、それでもパワートレインは物足りません。
超洗練された美味しい日本料理は、単に薄味ではなく旨みも奥に潜んでいます。
単に薄く味気ないのはいけません。
エセ京料理&観光地価格では、日本人はもちろん、
目の肥えた外人も騙せません。