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プレマシー 20E 試乗 マツダ

ビアンテの方がいい

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この原稿を書いている時点で、東京では石原都知事の再選が確実となり、大阪では橋本知事率いる維新の会の躍進が伝えられています。

東京は震災の影響もあって流れが保守になった感があり個人的には残念ですが、大阪では流石に民主に対する逆風が強かったようです。橋本知事の都構想にも説得力がありました。

  • まあこのメルマガの主題と離れるので詳しくは書きませんが、前評判通りの結果ではあります。

    プレマシーですが、マツダのクルマなのでもちろん保守ではありません。

    走りの方向性も先代と変わったと感じました。

    しかし現状では仕上がりに不満を覚えます。意あって力足らず?以下詳しく述べます。

    ●概要
    今回で3代目ですね。

    昨年の7月の登場です。

    初代は99年、2代目が05年です。

    プレマシーが分類される全高低めのMクラスミニバンには、「トヨタ・ウィッシュ」「ホンダ・ストリーム」「日産・ラフェスタ」といったライバルがいます。

    輸入車では「VWトゥーラン」や「プジョー308SW」などもこのクラスでしょう。

    3列シートとスライドドアが主流で、このプレマシーも2代目からはスライドドアを採用しています。

    スタイル★★★★
    子ザメみたいだなあというのが第一印象です。

    大きく口を開けたフロントグリルにはっきりとアーチを描くフロントフェンダーは最近のマツダのアイコン通りです。

    無個性なウィッシュよりもはるかにキャラの立ったスタイルでマツダらしさもあります。
    サイドは例のキャラクターライン「流れ」がはじめて与えられています。

    私は最初何故プレマシーなんだと?思いました。

    小型でスペースを重視するミニバンに無駄なラインは不要と感じたからです。
    でも、これが実物を見るとなかなかいい効果を発揮しています。

    フロントの少々強いアイコンを絞りこまれた後半へ繋ぐにはいいバトンになっています。

    マツダの現デザイン部門トップの前田育男さんは「動きの表現で、世界のトップになりたい」と明言しています。

    とかく事務的で退屈になりがちなこのクラスのミニバンを上手くまとめていると思います。

    内装★★
    一方、残念なのが内装です。

    ダッシュとドアのラインに一体感が無く、外観の「流れ」をまったくイメージできません。

    シートはカラーも平凡ならデザインも平凡です。

    ステアリングのロゴが無ければ、国産のどのメーカーがデザインしたのかわかりません。
     
    エンジン★★☆
    先代の2.0&2.3から2.0一本になりました。

    しかし、ここも古いですね!スペックは150ps/6200rpm、19.0kgm/4500rpm、直噴だし期待しましたが、フィールがガサツなのは相変わらずな感じです。

    ミッションもCVTじゃなく5ATだったのでここも期待しましたが、滑ります。

    もっと上手くロックアップを効かせて欲しいです。
    アイドリングストップ機構「i-stop」は流石にスムーズで違和感が無く、これは一番の出来だと思います。

    振動は少なくクランキングの時間も短いです。

    なので、もっとタイトで近代的なパワートレインを期待してしまいます。

    足回り★★★
    ここも微妙です。冒頭で先代と方向性が変わったというのはこの部分です。

    先代はマツダらしく限界特性も重視したセットでしたが、今回はどちらかといえば実用域の心地良さを重視したといいます。
    ところがその効果があまり感じられませんでした。

    今回の試乗は緩やかなコーナーからタイトなワインディングも試しましたが、過度特性の良さは感じられませんでした。緩いコーナーを流しても何故かステアリングを一定の動きでステアできません。

    つまりロール角やステアリングの微調整が必要になります。

    これはボディが緩いことが原因だと思います。

    スライドドアのデメリットが出ています。
    まあハンドリングに関しては期待値の高いマツダにしてはということです。

    安定性はウィッシュやアイシスに比べるとはるかにしっかりとしています。
    ただビアンテの方がよりシュアでフラット、乗り心地もスムーズです。

    プレマシーの乗り心地は、角は取れていますが、スムーズさもフラット感ももう一つです。

    価格の違いはありますが、背が低く車重も軽いプレマシーですからもう少し頑張って欲しいところです。
     
    総評★★★☆
    昨年ハワイで初代プレマシーのタクシーに乗りました。

    10万キロ以上走っている車両でしたが、それでも非常にしっかりとして乗り心地も良かったです。

    ドライバーは50代の女性でしたが、日本のクルマは小さいのに安定性も良くてとても気に入っているといってアメをくれました。

    初代は普通のドアで今よりコストもかかっていたのでしょう。

    本当にボディはしっかりとしていました。

    今回の3代目ですがスタイルも新しくまとめてきましたし、確かに安定性もマツダらしくこのクラスにしてはしっかりとしています。

    しかし、ボディ剛性とサスペンションのセットはさらに熟成が期待されます。エンジンとミッションはスカイアクティブに期待です。

    私なら今は多少高くともこのクラスならトゥーランか308SWを買います。

    プレマシーはヨーロッパ車と戦うには更なるブラッシュアップが必要です。

    【スペック】20E:全長×全幅×全高=4585×1750×1615mm/ホイールベース=2750mm/車重=1500kg/2リッター直4DOHC16バルブ150ps/6200rpm、19.0kgm/4500rpm/価格=192万

 

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