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やっぱり!レクサス IS F 足回り改良

有料版のメルマガもご購読していただいている方はご存知だと思いますが、今週の試乗記はレクサスIS Fだったんですね。

それでかなり足回りを酷評しているのですが、やっぱりというか、昨日の24日に足が改良されたようです。

セールスさんはその情報を全然教えてくれなかったのですが・・。

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↑レクサスの商談室はなかなかエグゼクティブです。

 

※以下リリースの抜粋です

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トヨタ自動車は、ハイパフォーマンスセダン「レクサスIS F」の仕様を変更し、2011年8月24日に発売した。
今回改良が施されたのは、主にその足まわり。

新たなショックアブソーバーの採用、コイルスプリングやバウンドストッパーなどの最適化により、操縦性と走行安定性をさらに高めたとう。 

新デザインのBBS製19インチ鍛造アルミホイールがオプションに追加されたのもポイントだ。

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とあります。

 

まあIS Fについては出た当初から足回りのセットアップが甘く、オートカーなどでもライバルのM3やGT-R、C63などの後塵をはいしてきましたが、昨年のマイナーでも駄目だったようで今回の改良にいたったようです。

でも、犯人は足回りだけではないと思うのです! 

メルマガにも書いたのですが、鈍いステアリングやエンジン特性、ミッションにも責任があります。

なんといっても私は雨の阪神高速で危うくスピンしそうになりました。

 

コーナーでアクセルを踏み込むと、スリップアングルにして35度ぐらいリアが流れました。

普通はココでアクセルを緩め、すかさずステアリングをリリースしてやれば収束します。

ところがこのクルマは急激にグリップを取り戻したかと思うと、今度は反対方向にノーズを向け暴れだしました。

そう“おつり”がきたのです。

 

普通このぐらいのハイパフォーマンスカーでこの挙動はありません。

足回りのやわなファミリーカーならいざ知らず、日本屈指のハイパフォーマンスカーが今どきこんなにだらしなくふらつくなんて! 

しかも雨でグリップはそんなに高くありませんからもっとスムーズに収束して欲しいと思いました。

スピードの高い慣性ドリフトではなく単なるパワースライドですから・・。

確かに私のドライビングがドンくさかったこともあります。

修正舵が遅れましたし、最初のアクセルワークも繊細さに欠けていました。

道路の継ぎ目をきっかけにアングルが増した事もあります。

 

でもそれには訳があるのです。なんでこんなに危険な事になったのか? 

サーキットならまだしも、普段の私は公道ではかなりのマージンを取っています。

当たり前ですね。ましてや試乗車で、しかも雨の高速です。

それほど無理をしたつもりもありません。

でもこの結果?

後でゆっくり考えてみました。

1つはスポーツモードで走行していましたのでVDIM(横滑り防止装置)がかなり姿勢変化を許容するセットになっていた事です。

でも、これには文句はありません。

この手のハイパワーFRの楽しみですから。

では何か?まず足。

やはり乗り心地を良くするためにマイナーで微小領域の動きがかなりヤワになっています。

これはハイグリップタイヤに比して少しボディを不安定にします。

特に滑り出しや急激にグリップを回復する瞬間の大きな荷重変化には反応がナーバスになります。

まあそれでもBMWのように車体のバランスがよければいいのですが、これはもともとV6の車体に無理やり重いV8を詰め込んでいますので、前 930kg後 760kgとかなりフロントヘビーになっています。

そこに423馬力と言うハイパワーです。

荷重のかかりにくいリアは簡単にスライドをはじめます。

 

そして、足以外にも問題があります。

まずステアリングです。

このEPS(電動パワステ)ですが、低速では妙に重く、ねばりっこいセットです。

高速では少し軽くなるのですが、路面のフィールを伝えません。

セルフアライニングトルクも弱く、人工的でフリクションも多く、サッと離しただけではすぐに戻りません。

つまり滑り出してからの修正が遅れるのです。

これはスポーツセダンとして致命的です。

シュアなステアリングを持つM3などと比べたらカムリにでも乗っているのかと感じます。

 

さらにパワートレイン。

主にミッション(8AT)です。

スタートはスリップが多くルーズです。

2-8速はロックアップが付くはずなのですが、これがスポーツモードにしてもタイトな感じはなく、常に滑っている感じなのです。

なので、どうしてもアクセルワークがラフ(開度が大きく)になります。

 

さらにエンジンも低速では先のミッションの件もあり、モヤモヤとした印象です。

“ボー”っと、演出された大きめの排気音もルーズな印象を助長します。

そして高回転でフルスロットルをくれたときだけ、盛大にいい音を聞かせてくれます。

まあこれもマフラーの演出なのですが、、でもその音とパワーを味わいたいがためについ深めにアクセルを踏む事になります。

つまりガスペダルがオン・オフスイッチのようなデリカシーのない操作を誘惑する特性なのです。

NAなのにどっかんターボみたいな感じです。

 

これを言い訳にするわけではないですが、私は雨の高速コーナーで、つい深めにアクセルを開けてしまいました。

スポーツモードで緩いVDIMは35度のスリップアングルを許容します。

ぬるい電動パワステが修正舵を遅らせ、やわなサスが重量バランスの悪いボディを支えきれなくなったと言うわけです・・。

 

まあ、どうにか持ち直しましたが、少し周りのクルマを驚かせてしまったと思います。

コントロールされたスライドではなく、恥ずかしながらかなりとっちらかってましたから!!

 

つまり今回の改良も足だけであれば根本的な改良にはなっていないと思います。

こんなステアリングやパワートレインではスポーツできません。

まあ、乗ってみないとなんともいえませんが、プレスリリースを見る限りでは期待薄です。

 

LEF2008[1]

マイナー直前のIS F 気になった方は↓ 酷評ですが(~~)

 

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