よく出来ているが普通
前々回のプリウスの乗り味に納得がいかなかったので、他のグレードを試して見ようと思ってネッツ店に出かけたのですが、無かったので久々のRAV4に乗ってきました。
●概要
初代は94年、2代目が00年でこの3代目が05年のデビューです。
初代はコンパクトSUVの元祖であの独創のホンダがCR-Vというフォロアーを出さざる負えないほどのヒット作となりました。
スタイル★★
初代のチョロQはそれはそれはインパクトがありました。
サイズも3705×1695×1655mmと非常にコンパクトでしたが、どんどん大きくなり今は4335×1855×1685mmとなっています。
とにかく初代を超えられないまま3代引きずったスタイルは、ただただ平凡でつまらない物になってしまいました。
ヒュンダイのクルマといわれても分からないのではないでしょうか?
内装★★
内装もこれまたどこかで見た事のあるようなごちゃごちゃしたディテールの寄せ集めです。
RAV4ならではSUVならではの工夫やサムシングは感じられません。
使いにくさや不満はありませんが喜びもありません。
エンジン★★★☆
ここは2.4(170ps/6000rpm、22,8kgm/4000rpm)にしてはなかなかの出来です。CVTもスムーズで自然なフィールです。
パフォーマンスは不満ありません。CVTはせっかくの7速マニュアルモード付きですが、パドルが無いのが惜しいです。
足回り★★★☆
乗り心地はトヨタのクルマらしく当たりはとても優しいです。
ただ大きなうねりなどはピッチングを残します。
直進性やコーナリングは予想外にいいです。
電動にしてはかなりフィールを伝えるステアリングも安心感を増します。
総合評価★★★
このクラスのSUVとして価格も実に手頃です。
乗り味も十分に納得のいく出来です。
でもなぜか欲しくなりません。
やはり初代のような強力なキャラがないのが惜しいです。
これならエクステレイルのディーゼルやデュアリスを選んでしまいます。
あと少し足せはティグアンさえ買えますしね。
そうなるとわざわざコレを選ぶという人は少ないのではないでしょうか?