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E300アバンギャルド 780万 試乗 メルセデスベンツ Mercedes Benz Avantgarde

完成度、高!
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遅ればせながらニューEです。
先代のW211の前期モデルはイマイチ乗り味に高級感がなく(ノーマルサス)ベンツにしては・・・?だったものですが、今回はどうでしょう?
開発に3600万キロもテストしたと言うので期待して臨みました。

 

 

●概要

 

7年ぶりのフルチェンジですね。

日本では5月末にデビューのW212です。
ミディアムの起源は1968年に「コンパクトクラス」としてデビューした「タテ目」ですね。

後に「W114/115」となり、1976年からは「W123」になりました。

 

1984年には名作の誉れ高い「W124」が登場し、93年からこれが「Eクラス」と名乗ります。
1995年には丸目のちょっとぽっちゃりとした2代目「W210」となり、2002年には先代(3代目)「W211」で今回のW212はEクラスとしては4代目ですね。

 

 

スタイル★★★☆

 

サイズは、全長4870mm(+20)×全幅1855mm(+35)×全高1455mm(-10)ホイールベースは2875mm(+20)です。
少しずつ大きくなっていますが、まだ我慢出来る範囲です。
最小回転半径は5.3メートルとメルセデスらしく小さいので大きさはさほど感じません。

先代も優秀だったCd値はさらに磨き上げられ、新型プリウスに並ぶ0.25と量産車で世界のトップを誇ります。
スタイリングは先代よりもさらに全体に少し直線的になった印象ですね。

2世代ごとに丸と角を行き来しているようです。

角型のヘッドライトはベンツがやるとなかなか高級感があります。

宝石っぽいカットで、マークⅡやプログレとは流石に印象が違いますね。
ただリアフェンダーの丸みだけはバランス的に?です。

 

ここだけぼってりとした印象で全体のシャープさをスポイルします。

Cとの違いを明確にするための重厚感の演出ならもう少し他にやり方はなかったのでしょうか?

 

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内装★★★★

 

内装は流石にいいですね。
もちろんショールームで見ると、隣のSと比べてしまって「やはりSの革は柔らかくて一段と高級だなあ」と分かるのですが、これ単体なら流石はベンツと唸るレベルです。

ようやくアウディに追いついた感じです。
スイッチのタッチやステアリング右に生えたシフトも使いやすいです。前回の新型プリウスのフロア(わざわざフロアに戻した)ものより遥かに直感的に使いやすくなっています。

ただサイドブレーキは相変わらず足踏み式のもので、大袈裟に腿を引き上げて操作します。これは使いにくく古い感じですね。Pに入れたら自動で掛かってくれれば済む話しなのですが・・?

 

 

エンジン★★★☆

 

ミッションはすべて7速ATの「7Gトロニック」です。

エンジンはこのE300が3リッターV6(231ps、30.6kgm)、E350が3.5リッターV6(272ps、35.7kgm)、E550が5.5リッターV8(387ps、54.0kgm)となります。
300でも非常にスムーズでパワフルですが、欲を言えば350がベストです。
300は加速時にアクセル開度に比べ少し後からスピードが付いてくる感じです。

もちろん絶対的には十分でその感覚も僅かですし不快でもないのでそれをフランス車のように楽しめないわけでもないのですが・・。
350を知るとアクセルの付きの良さに惚れ惚れします。

300よりも少しですがトルクフルでアクセルを踏み込めば即座にスピードが付いてきます。これが実にリニアで気持ちいいのです。
いずれにしてもこのクラスでは抜群にスムーズで出来のいいパワートレインです。

 

 

足回り★★★★☆

 

ここは予想していたとはいえかなり驚きの出来です!
このクラスとしては圧倒的にスムーズでフラットな乗り心地を持っています。
ハーシュネスの遮断も見事で、かなりの段差をハイスピードで通過しても、隣の部屋で控えめな客人が「トントン」とノックをするぐらいのマナーの良さです。

Sクラスもかくやというほどの乗り心地は先代との最大の違いです。
ちょい乗りの試乗の範囲では安定性もボディコントロールも文句無しです。

交差点を多少早く回ったところでゆり戻しは一切ありませんしパワフル&コントローラブなブレーキも特筆ものです。
この安心感こそメルセデスを選ぶ最大の理由です。

 

 

総合評価★★★★

 

のっけからこの完成度の高さは何なのでしょう?主力商品たるEクラスに賭ける気合を感じます。
既にレポートしましたが、デビュー当時のCもいいと感じませんでしたし、Rに至っては商用車のような無骨さでした。
それがこのEの乗り味ときたらタイヤの存在を感じないほどに滑らかなのです。
とにかくディーラーから道路に出るまでの5mでこのクルマが只者で無いことが分かります。

その圧倒的なスムーズさによって。タイヤがひところがりで感じるこのクラスを超えた高品質感は何なのでしょう?
さらに歩道の段差で見事なボディコントロールが分かります。

 

揺れは最少で嫌なおつりもありません。
ブレーキのコントロール性も見事です。

熟練のショーファーのドライブのように「スッ」っと止まります。

 

BMWはこのあたりが下手で7でも最後にGを感じます。

どんなに繊細にコントロールしようと緩めても駄目です。

タイミングが悪いと音さえ発します。

確かに滑らかな乗り味ならばシトロエンC5,2.0あたりも得意技ですが、こちらは加えてこのボディの固さと高級感ですからちょっとクラスが違う感じになります。

★が一つ足りないのは、これまた多く売れて街ですれ違う機会が多くなるとの予想からです。

ほとんどいっちゃもんですが、趣味性と個性を重んじるオヤジとしてはやはり自分で買う事は無いと思うのです。

 

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