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ディスカバリー3 HSE ランドローバー 試乗 2008年 ディスコ3

ほ、欲しい!(800万円)
ディスカバリー3

前から気になっていた、ディスコ3ことディスカバリー3に乗ってきました。

試乗オヤジは以前にディスカバリー1のディーゼルに乗っていたことがあるのですが、3に乗ってその新化の凄まじさに驚きました。
完全に別物です!その走りの素晴らしさは「久々のホームラン」です。

 

試乗オヤジほどになると? 大体メーカーとスペックで乗り味が想像できてしまうのですが、これは予想を遥かに上回りました。想像以上の乗り味でした。
もう結論から先に言ってしまいましょう!5つ★です!

 

●概要

 

2005年9月デビューです。

フリーランダーとレンジの間を埋めるモデルですが、ボディサイズはほぼレンジに近づいてしまいました。

プレミアムなレンジとカジュアルラインのディスコという棲み分けでしょうか。

 

スタイル★★★★

 

試乗車はブラックだったのでちょっとイメージが違うかもしれませんが、シンプル&クリーンです。
ヨーロッパの路面電車のような面構成は、ホンダのモビリオにも似たモダンデザインです。
 
フロントのスクエアなライトとグリルはディスコのアイデンテティをうまく表現しています。

リアは非対称のデザインになっているのですが、黒いボディだとその特徴が分かりにくくなってしまっています。
 
いずれにしてもうまいデザインだと思います。先代のフリーランダー(2はごちゃごちゃしたグリルがマイナス)もそうですが、ブリティッシュモダンで素敵なスタイルです。 

 

内装★★★

 

ここも伝統的に上手い部分です。

もちろんレンジほどの高級感もトゥアレグほどの品質感もありませんが、これまたコージーな感じで癒されます。
がっしりした大木のようなセンターコンソールが、安心感を与えてくれます。

こういう演出がSUVに不可欠なことをランドローバーはよく知っています。

 

ディスカバリー3



3列シートの3列目がエマージェンンシーでなく実用になるのはこのボディの賜物です。
ディスカバリー3


エンジン★★★★

 

V8、4.4リッター、299psは同じフォードグループだったジャガーの改良版です。

全域で非常に静かでスムーズなことが特徴で「シューン」と風のように回ります。

 

足回り★★★★★

 

試乗で最も驚いたのがこの部分です。

エアサスの乗り心地が恐ろしくいいのです! 

しかも全くふらつかない!
ゆらりゆらりといつもどこかで干渉していたリジット時代の足を想像すると、感動です。

メーカーが“インテグレーテッドボディフレーム構造”と呼ぶボディに、4輪独立懸架式のエアサスペンションの組み合わせは、普通のモノコックと比べ、段差を越えてもタイヤからの衝撃が非常に遠く、快適この上ない世界です!

 

高いポジションからこの乗り心地と無駄な揺れの全くないフラットな走りを味わっていると、今まで何をあくせくしていたのかと思うほどです。
SUVの姿勢制御がこの領域に入っていることは、トゥアレグやカイエン、X5といったジャーマン系、力技で知っていたはずでしたが、それをランドローバーにこうも「しれっ」と、しかもキレイにやられてしまうとすっかりマイってしまうのいうわけです。

 

↓255/60-18

ディスカバリー3

 

総合評価★★★★★

 

エンジンもシャーシも刷新しただけのことはあります。

「2」の弱点だったブレーキも、重量による絶対値はさておき、乗用車のような自然なフィールで吸い付きます。
自慢の「テレイン・レスポンス」を試す機会はありませんでしたが、オフのデフコントロールも、今やあれこれ考えずデジカメのようにダイヤル一つの手軽さです。
とにかく、長らくこの手のクルマを試していない人にとっては目から鱗の走りっぷりです。

 

ディスカバリー3

 

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