【PR】

RS7 スポーツバック 試乗 Audi Sportback アウディ

色気不足?

IMG_4495

 

雨の日の試乗はちょっとブルーですね!

しかも560psものハイパワー車となるとなおさらです。

RS7のデビューは2013年1月のデトロイトショーです。

日本へは同年の10月に入ってきました。

 

 

スタイル★★★

 

ボディーサイズは5010×1910×1425mm、車重2020kgという巨艦です。

クーペというより5ドアハッチという特異な形状ですね。

 

流行の4ドアクーペ、例えばメルセデスのCLSほどのエレガンスが無いのは、やはりハッチゲートのせいでしょうか?

デザインはそのフラッシュサーフェスされたボディゆえかちょっとシャチやサメといった深海生物を連想させます。

ライバルのようなどこかクラシックな美というよりもモダンで理詰めなところはアウディらしいといえばらしいですが。。

 

IMG_4496

 

内装★★★★

 

内装はいつものアウディですね。

 

よって品質感に文句はありませんが、ちょっと飽きてきたというか1600万オーバーのキャッシュを払うには何か毒のようなものが足りない感じです。

 

ステアリングはD型(フラットボトム)でダッシュにカーボンパネルというのもいつものRS(レンシュポルト)の文法です。

そこにハニカムパターンステッチを施したスポーツシート(素材はバルコナレザー)を与え、天井やピラーもアルカンターラで覆います。

 

それでも全体としてどこかビジネスライクなのはアストンなどと違ってドイツ車の性です。

リアシートもたっぷりとしてスペースがあります。

 

定員乗車時のトランクルーム容量は535リッターですが、シートをたためば最大1390リッターまで拡大します。

 

 IMG_4501 

 

エンジン★★★★

 

エンジンはV8 4.0リッター ツインターボエンジン(最高出力560ps、最大トルク700Nm)、ギアボックスはトルコン式の8段ATです。

ちなみにA7スポーツバック3.0TFSIクワトロが310psでS7が420psですからこのRSがいかに強力かが分かります。

 

また最新のユニットらしくこのエンジンはシリンダー・オン・デマンド・システムを備えています。

低負荷時には方バンクを休止して4気筒で走行します。

 

よって560馬力ながらJC08モード燃費は10.4km/Lという優れた燃費を持っています。

パフォーマンスは0-100km/h加速が3.9秒、最高速度は通常は250km/hで制限されますが、本国ではオプションのVマックス・ブースティング・ダイナミック・パックを選択することによって304km/hまで伸びます。

 

パワーは圧倒的ですね。

いつどこからでも必要なだけの加速は得られます。

特に当日は雨が降っていたので躊躇しましたが、そこは流石にクアトロです。

スタートでフルスロットルを与えてもさほどトラクションコントロールが介入することも無く一気にスピードを乗せます。

ステアリングさえしっかりと保持していれば特に問題はありません。

 

8速のオートマティック・トランスミッションは、トルコンなのでスムーズですがSトロと違ってシフト・アップやシフト・ダウンのスピードに感動はありません。

反応が、デュアル・クラッチに比べると僅かに遅くアウディのモダンさが半減します。

 

音もスポーツモードにしてもRSにしては控えめです。RS4の方が遥かに生き生きとしています。Sでは無くRSを選ぶほどのなので、もっと演出があってもいいと感じました。

 

 

足回り★★★★

 

試乗車のタイヤは21インチ(275/30R21)、ブレーキはオプションのセラミックローター(124万円!)付です。

問題はこのセラミックブレーキがタウンスピードで僅かですが鳴くのです。

 

セラミックブレーキはこれまでフェラーリやランボなどで経験済みですが、こんなに鳴くのは初めてです。

アウディのスタッフに告げると現在本社と協議中との事、近々仕様が変わるかもしれません。RSのブレーキはノーマルの鉄でもディスクローターは独自形状のウェーブディスクローター(軽量と放熱性を両立する)でカッコいいので、セラミックは高いしノーマルでいいかもですね。

 

まあどちらもリアのキャリパーは片押しなんですけどね。

ドライブ・セレクト・システムはコンフォート、オート、ダイナミックの3モードでエンジン、トランスミッション、サスペンション、ステアリングのセッティングの他、エグゾースト・サウンドやシートベルト・テンショナーも調整できます。

ここはアウディの常でノーマルがベストです。

 

スポーツにすると確かに角は取れていますが、その周期は早く不整も正確にひらうため、その乗り心地は市街地ではかなり疲れます。

ハンドリングもいつものクアトロです。つまりステアリングさえしっかりと保持していれば、かなりのレベルまでフールプルーフです。

サイズ的にもM3などの切れ味は望むべくもありませんが、コーナリングスピードは負けていません。

 

IMG_4500

 

総評★★★☆

 

ライバルは、BMW M6グランクーペ、ポルシェ・パナメーラ・ターボ、メルセデス・ベンツCLS63AMGといったところですが、楽しさでM6に譲ります。

 

アウディのRSシリーズ4.5.6.7.Q3.TTがありますが、やっぱりNA&SトロのRS4が一番好きですね。

RS7は素晴らしいグランドツアラーだとは思いますが、日本ではその性能を使い切れないのが残念です。

 

 

【スペック】ボディサイズ|全長 5,010 × 全幅 1,910 × 全高 1,425mm/ホイールベース|2,915 mm/トレッド 前/後|1,635 / 1,625 mm/重量|2,070 kgエンジン|3,993 cc V型8気筒 ツインスクロール ツインターボ/最高出力|412 kw(560ps) / 5,700-6,600 rpm/最大トルク|700 Nm / 1,750-5,500 rpmトランスミッション|8段オートマチック(ティプトロニック)/ 駆動方式|4WD/タイヤ|275/30R21/トランク容量|535リットル/0-100km/h加速|3.9 秒/ 燃費(JC08モード)|10.4 km/l/CO2排出量|223 g/km/価格|1,615 万円

 

↓↓↓もっと詳しいクルマ買取テクニックを知りたかったら↓↓↓
中古車一括査定
 

↓↓↓もっと詳しい中古車を探すテクニックを知りたかったら↓↓↓
中古車購入

↓↓↓もっと詳しい自動車保険を安くするテクニックを知りたかったら↓↓↓
自動車保険