昔のベストセラーは今どうなっているのか?
カローラは初代が1966年ですから50周年なんですね!長年日本のベストセラーの地位を守ってきましたが、昨今はプリウスやアクア、そしてミニバンの台頭によって、今ではすっかり影の薄い存在ですが、その実力はいかがなものか?
ちょっと気になって本当に久々に乗ってみました。
11代目は2012年のデビューで2015にマイナーですね。
マイナーでフロントは大きなワンモーションのグリルが与えられました。
しかし、カローラで新しさを感じるのはこの部分だけです。
基本的にはボクシーなフォルムでセダンの王道です。
先代のように妙に丸みを帯びてAピラーを寝かせたものからすると非常に明快でオヤジ世代にはカローラが帰ってきたと素直に喜べるのではないでしょうか。
内装も座った瞬間に何となく懐かしい感覚になるのはAピラーを立てた効果でしょうか。新型カローラはAピラーの付け根を先代より100mmほど後退させています。インストゥルメントパネルには横基調のデザインを採用し広々とした視覚的効果を狙っています。助手席側のパネルにはファブリックが貼られ、上質感も演出されています。ブラウン系の内装も落ち着いていて悪くありません。
今やハイブリッドもありますが、試乗したのはノーマルなガソリンの1.5Lです。ここは古い感じがしますね・・。
スペック的も1.5リッター直4、DOHC16バルブ(109ps/6000rpm、13.9kgm/4800rpm)とバリバリの実用エンジンであることがうかがえます。
パワーを抑え燃費を狙っています。
例えばそれは エンジンのバルブスプリングのレートを低くしたり、同じくバルブ駆動用チェーンのフリクションを減らしたりCVTのベルトのバリエーターにかける油圧を低くしたりという事でパワーとのトレードオフをしています。
結果、燃費はJC08モードで20.0km/リッター(オプションのアイドリングストップ機構装着車は21.4 km/リッター)と、1.5リッター級ではトップクラスの燃費となっています。
ちなみにハイブリッドは33.0km/リッター(JC08モード)です。
CVTは当然滑りますし、パワーも質感もありませんので、楽しさはありません。
ただ不思議とのんびり走ると嫌ではありません。
そこそこ静かでスムーズに走れるので、パッセンジャーも快適でしょう。
なんせ急の付く加速はしたくても出来ないのですから。軽量のヴィッツが羨ましくなります・・。
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