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ランドクルーザー プラド TX Lパッケージ(ディーゼル) toyota LAND CRUISER PRADO

期待が大きすぎたかな?

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ようやくトヨタがディーゼルを出してきましたね。
まずはマッチングのいいプラドから搭載されました。

満を持して出してきたわけですから、期待して出かけたわけです。
最新のトヨタのディーゼルエンジンの実力やいかに?

ではでは、早速逝ってみましょう!^^

スタイル★★★★

2009年のデビューですから6年が経過しているわけですがまだまだいけそうですね。

大きく力強いフェンダーを基本としたシンプルなフォルムはなかなかの安定感です。

大きなグリルや新たに採用されたLEDヘッドランプなどで顔もリフレッシュされました。

Cピラーの下端が三角形になっているプラドのアイコンもも安定感を出していますね。

リアのデザインも特筆するものはありませんが、バンパーやテールランプの大きさなどが計算しつくされていてバランスがいいので古くならないのでしょう。

兄貴分の200系よりもシャープなラインで構成されているのも、サイズを実際よりも引き締めて見せる効果があります。

トヨタのSUVとしていいデザインだと思います。

内装★★☆

一方、内装は悪い意味でトヨタらしいですね。

冒険をイメージするSUVとしては保守的過ぎると思うのです。

ベージュのカラーもそうですし、何の変哲もないシートデザインやダッシュのデザインなどもそこにアドベンチャーワールドはありません。

いいのはポジションですね。高いポジションや大きなダッシュによる安心感は本格SUVならではのものです。これはCX-5クラスとの違いです。

試乗車は7人のりの3列シート仕様でしたが、2列目も3列目もゆったりとしたスペースがあります。またジープなどと同じように後ろに行くほど
座面が高くなるのもいいです。

また3列目はボタン操作によりワンタッチでたたむことが出来、フラットなスペースが出来ます。

2列目も畳むとフラットで大人が寝ることが出来るスペースが確保できます。

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エンジン★★★★

今回のハイライトですね!

ディーゼルの追加により、V6 4.0リッターガソリンモデルは廃止され、他には直4の2.7のガソリンのみとなりました。

ディーゼルエンジンは新開発の直列4気筒 2.8リッター「1GD-FTV」型、最高出力は177馬力(3400回転)、最大トルクは45.9kg-m(1600~2400回転)です。

ミッションはちょっと物足りないですが6ATです。

JC08モード燃費はTXが11.8km/L、TZ-Gは11.2km/Lです。

この値はボディが重いフレームタイプのオフロードSUVとはいえ、CX-5 XD 4WDの18
km/Lに比べると少し見劣りしますね。

アイドリングストップがないのも手抜きぽい感じがします。

ちなみにマツダの「CX-5」が搭載するクリーンディーゼルターボは、2.2リッターで、最高出力が175馬力(4500回転)、最大トルクは42.8kg-m(2000回転)ですから、さすがに高回転でハイパワーを搾り出していますね。

ターボはトヨタが内製した小型の可変ジオメトリーターボチャージャーです。

排出ガス浄化システムもトヨタ内製の尿素SCRシステムを採用しています。

欧州のEURO6や、日本の平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制などに適合しています。

まず乗った感じですが、アイドリング時にはディーゼル特有のカラカラしたノイズと振動が気になります。特に車外では耳障りですね。

これはスカイアクティブより高い15.6という圧縮比も関係しているかもしれませんが、このクラスのSUVとしてはもう少し何とかて欲しいところです。

だって静粛性には定評のあるトヨタが後発で出したディーゼルなのですから! 

このレベルではトヨタの客は走る前に「あーやっぱりディーゼルはやめとくわ」となりかねません。

ただ回すと回転の上昇はスムーズで軽快です。

特にスタートのスムーズさは2.7のガソリンモデルを遥かに凌駕します。

まあトルクが違いますから当然ですね。

ただこのクラスに期待する、湧き上がるようなトルク感や贅沢な感じはありません。ちょうどいい感じです。

低速ではいいですね。特にオフロードではこのディーゼルは強みを発揮するでしょう。

登り坂や砂地は抵抗が大きいので、低回転で大きなトルクを発するディーゼルの優位性はまします。

足回り★★★☆

ディーゼルの車両重量は最も軽いTXが2160kgでこのLパッケージは2210kg、まあ実際の車両総重量は2595kgあります。

流石にこれだけあるとその乗り心地は実に重厚ですね。

フレーム構造を持つシャーシは剛性も圧倒的でどんなに荒れた路面でもミシリともいいません。

常に角は丸く、普通のクルマなら身構えるような大きなギャップも、その広大なストロークとソフトな設定のサスで何事もなかったかのようにゆったりとやり過ごします。

まあ、かなりのピッチングを残し最新のモノコックボディをもつライバルに比べると、フラット感や姿勢制御には物足りなさを感じますが、これはこれでフレーム車ならではの味があるといえるでしょう。

一方、操縦性は流石に古さを感じさせます。操舵感は鈍めで、素早い切り返しを強いられるとボディが大きめに揺り返される。

最上級のTZ-Gでは硬さを3段階に切り替えるAVSが付きますが、それをハードにしたところで状況はさほど好転しません。

ボディの重さを感じながらゆったりとしたリズムのハンドリングを強いられます。

まあこのクルマのキャラクターからするとそれは仕方ないかもしれませんが最新のSUVが驚くほどの身のこなしを見せるのに比べると割り切らないといけない部分です。

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総評★★★☆

価格は試乗したこのTX・Lパッケージが469万6037円、最上級のTZ-Gでも513万3927円と輸入と比べるとお買い得です。

さらにディーゼルのベストグレードであるTXは396万4582円ですからこれは魅力的ですね。

電子制御式エアサスペンション、プリクラッシュセーフティシステム(緊急自動ブレーキを作動できる衝突回避の支援機能)はTZ-Gのみの設定で装着できませんが、400万円以下でこの耐久性にも優れたトヨタのランクルが買えると思えば安く感じます。

また今ならまだエコカー減税で免税があり、次世代自動車として24万円の補助金まで交付されます。

ガソリンと車との約23万円の実質価格差は、4万キロ弱で取り戻せるので間違いなくお勧めはディーゼルモデルです。

残念なのは、6速にとどまるミッションもですが、アイドルストップの無い事やハイブリッドを組み合わせてこなかったことですね。

「メルセデス・ベンツ Sクラス」がディーゼルハイブリッドの「S300h」を投入しましたが、ハイブリッドのトヨタならこういうのは先にやらなくてはいけません。

色々残念なところもあるのが、今のトヨタ的ともいえますが・・。

【スペック】全長x全幅x全高:4760x1885x1835mm/ホイールベース:2790mm/車両重量:2210kg/駆動方式:四輪駆動(フルタイム4WD)/乗車定員:7名/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー直列4気筒 DOHC コモンレール式直噴ディーゼルエンジン/使用燃料:軽油/総排気量:2754cc/最高出力:177ps(130kW)/3400rpm/最大トルク:45.9kgf-m(450N・m)/1600-2400rpm/トランスミッション:フレックスロックアップ付スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:11.8km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:265/60R18タイヤ/メーカー希望小売価格:4696037(税込み)

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