カジュアルジーンズの心地よさ
フィアットとクライスラーが経営統合してFCA(FIAT CHRYSLER AUTOMOBILES)が誕生したのは2014年1月、その新体制で初めて共同開発を行ったのがこのレネゲードですね。
「フィアット500X」とも共有するレネゲードの生産拠点は旧フィアットのイタリア工場です。
見た目も随分ポップで明るく若々しい印象ですね。Vol.243でお送りした「フィアット500X」と乗り味はどう違うのか?
スタイルは好き嫌いの別れるチェロキーなどより遥かにジープらしいスタイルですね。
特に顔はジープのアイコンである7スロットグリルと丸型ヘッドライトが与えられている事で完結しています。
全幅が広いのが特徴です。
ただデザイン的にライトを内側に付けることでかなり小さく見せることに成功しています。
表情もチャームですね。
基本スクエアなフォルムながら丸形のライトやぎゅっと絞り込まれたフロントなどによって全体にはソフトな印象と凝縮感を与えられています。
大きなフェンダーなど筋肉質な力強さもタフギアとして上手い演出です・・。
内装も楽しめます。プロデュースはFCA(FIAT CHRYSLER AUTOMOBILES)のクラウス・ブッセ氏。
ドイツ生まれのブッセ氏はメルセデス・ベンツに10年務めた経歴の持ち主で、今回のインテリアデザインは24歳の若手のデザイナーに任せたといいます。
例えばベンチレーターやシフトレバーの周囲にはプラスチックの加飾を施しているのも明るくラテン的です。
リアシートもヘッドクリアランスに余裕のない500Xと比べると流石にたっぷりとしたスペースがあります。
後席使用時のラゲッジルーム容量は256リッターと全長なりの狭さですが、フロア下にはフルサイズのスペアタイヤが収まります。
エンジンは2種です。試乗車の1.4リッター直列4気筒マルチエア16バルブターボエンジン+6段乾式デュアルクラッチAT(最高出力:140ps/5000rpm、最大トルク:23.5kgm/1750rpm)と4WDモデルに搭載される2.4リッター直列4気筒、SOHC 16バルブエンジン+9段AT、(最高出力:175ps/6400rpm、最大トルク:23.5kgm/3900rpm)。
2.4リッターに搭載される「タイガーシャークユニット」はクライスラー製ですが、この「オープニング エディション」と「リミテッド」に搭載される1.4リッター直4ターボはフィアット製です。
但しチューンは500Xよりもおとなしくよりオフロード向けのセットとなっています。ちなみに500Xは(最高出力:170ps/5500rpm、最大トルク:25.5kgm/2500rpm)
でトランスミッションも9速のデュアルクラッチとなります。
この1.4ですが、確かに500Xの活発さはありません。しかしマイルドで使いやすくこのクルマには合っています・・。
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