意外に荒々しい性格!
昨今のメルセデスの洗練性にはAGMシリーズも含めて驚かされるものがありますが、このAMG独自のシングルクラッチミッション、AMGスピードシフトMCTをもつC63はちょっと違っていました。
つまり現在のメルセデスの中ではAMGを含めて最もダイレクトと言うか古典的な乗り味を持つ1台だったのです・・。
内装はこの型から一段と質感が上がりましたね。昔のアヴァンギャルドにあった様なテカテカのブラックのウッドパネルもようやくマットな感じに仕上がっています。
ポジションはセダン比、低くタイトに決まります。
スポーツドライブ好きにとってはこのポジションだけでもクーペのエキストラを払う価値があります。
4リッターV8エンジンは、2基のターボで過給され最高出力476ps (Sだと510ps)と最大トルク66.3kgm(Sは71.4kgm)を生みだします。
先代のM156、6.2リッターのV8自然吸気ではありませんし、5.5リッターV8ツインターボでもないです。AMG GTと基本を同じくする最新の4リッターのV8です。
ターボ特有のトルクの分厚さはありますが、急激なトルクの立ち上がりはよく抑えられていて自然な特性です。
ま、自然で無いだけのパワーがありますので踏めば踏んだだけ加速しますが。
直線でも低速だと踏み増せばタイヤが悲鳴をあげるほどの勢いで加速します。
確かに先代のM156の持つ自然吸気特有の澄んだ咆哮や清々しさは有りませんが、新世代エンジンの効率的な加速の中にもAMG特有の地獄の地鳴りが潜んでいて迫力や荒々しさに事欠く事はあり
ません・・。
荒々しさを感じるのは足の硬さにもあります。
試乗車のコンディションがイマイチだったのかもしれませんが、ボディや内装の建付けからビビリや音が出るほどです。
足回りからガツンと言うスバルのビルシュタインを思わすショックが来たと思うとダッシュ辺りがブルンと震えて音を立てます。
こんなことは最近のメルセデスでは経験の無い事です。つまりそれほどにハードです・・。
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