最近、素の116iに乗ってそのあまりの出来の良さ(ZF8ATと回して楽しいBMWエンジン、つまり完璧なパワートレイン!)にぶっ飛んでしまって、どうしても235iに乗ってみたくなったのです。
BMWは以前の135もそうですが、どこか野暮ったいですよね!
でも小型のクーペってそれだけで魅力的でパーソナルな感じがあります。
つまりあばたもエクボではないですが、BMWのイメージと高品質をもってすれば、その野暮なスタイルもブサ可愛い系まで力技で引っ張るのです。
スターターを押した瞬間からかなり低めの演出されたサウンドが響き渡ります。
3リッター直6ターボエンジンは、326psと45.9kgmを発生します。
いつもながらこれに完璧なZFの8ATを組み合わせます。
この235iはプログラムもノーマルと違ってスポーツATでダウンシフト時のブリッピングを完璧にこなします。
このATならツインクラッチはいらないですね。
ソフトさと洗練性でこのデッドスムーズなエンジンにはむしろ積極的にこのトルコンを合わせたくなります。
もちろんスムーズとはいってもパワーは痛快です。
回せばターボユニットらしくぐんぐんスピードを乗せます。
しかしトルクの山は極端ではないので扱いやすさもいい塩梅です。
それでも数値的にも第一級で、例えば 0-100km/hに要する時間は4.8秒と「ポルシェ911カレラ」と同等となっています。
リアルMの荒々しさはありませんが、そのジェントルの上限ともいえるパワーは235iを文句なしのスポーツクーペにしています・・。