シルバーウィークですっかりダラダラ・モードだったのですが、このクルマに乗って目がさめました。
完璧にヨーロッパ車の乗り味でした!
それもそのはずで、このクルマはハンガリーにあるスズキの子会社マジャールスズキで生産されます。
2008年3月から販売、日本では2008年10月21日に発売されました。1.2&CVTのモノグレードです。価格は123.9万円、潔さ満開です。
スタイル★★★★☆
最新のヨーロピアンモードです。
フィアットの新型と言われてもまったく疑わないでしょう。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=3715×1680×1590mm。ホイールベースは2360mmで都会の立体駐車場が厳しいのが唯一の難点です。
内装★★★★☆
確かに質感はクラスなりですが、シンプルなデザインは非常に好感がもてます。
特筆すべきはやはりシートの素晴らしさです。
これは色々なメディアで報告されていますが、実際に座ると確かに絶妙です。
価格を超えた価値があります。その張りと、しっかりとした芯を感じさせる掛け心地はVWやフィアットのシートを思い出します。
またサイズを考えるとリアの居住性やラゲッジもかなりのものです。
視点が高く乗り降りしやすい上に視界がいいのも運転を楽にしています。
エンジン★★★★
エンジンもトルクフルでまったく不満はありません。適度な振動と音も逆に小型車らしい躍動感を感じさせます。
足回り★★★★★
シートと同様に固めでしっかりとした足回りはヨーロッパ車そのものです。
このクラスのこの価格のクルマでは、これまでの国産車にはないダントツの出来のよさです。
これほど飛ばして安心感のあるクルマはこれまでありませんでした。
総合評価★★★★★
信じられないかもしれませんが、ヴィッツやフィットと乗り比べても、遥かに安心して飛ばせます。
嘘だと思ったらぜひ乗り比べてみて下さい。
スイフトといいこのスプラッシュといいスズキの小型車は本当に良くなりました。
早くからグローバリズムを推し進めてきた企業体質の象徴のような出来のよさです。
株価が高いのも納得です。