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ソリオS 試乗 スズキ

見た目のイマイチの幕の内弁当
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キザシに乗りたくてスズキに飛び込んだら試乗車が無くかったのでソリオに乗ってみました。

 

それにしてもスズキのディーラーって、バイク屋さんぽいというか街工場ぽいというか入りにくい感じの店が多いですね。
女性ユーザーを増やすには店舗のCIもっと力入れた方がいいですね!

作業着で怖いおっさん立ってたら女性だったら帰るでしょ?

●概要
今年の1月の発売です。

元は97年のワゴンRワイド、99年のワゴンRプラス、00年ワゴンソリオ、04年ソリオと続く、軽のワイドバージョンの系譜ですね。

軽を少し大きくしたサイズに両側スライドドアなど、便利機能を満載した実用車ですね。

今回はパレットベースでもなくシャーシも新しくなって、エンジンもスイフトの譲りの新しいものになったのに名前は変わりませんでした。
スズキの考えではせっかくソリオの名が浸透してきたのに・・。
という事らしいのですが、大丈夫じゃないでしょうか? 
そんなに浸透してませんから!

せっかく新しくなったんだから名前も変えた方が、「軽に毛の生えた・・」というイメージ払拭できてよかったように思います。

スタイル★★
なんだか小さいのに生意気な顔つきですね?

よく見る(みないか?)宇宙人のように目がつり上がっています。
このちょっとしたアグリーポイントもうまく使えばチャームになるのですが、Aピラーから後ろが単調でバランスしていません。

このフロントセクションの丸みならファンカーゴやカングーのようなボリュームを期待してしまいます。

後半はスペースを重視するあまり定規で引いただけになっています。
テールランプの処理なんてエリシオンやエルグラではないのですから、そんなに威張らなくても・・。
エアロも赤ちゃんのヨダレ掛けみたいだし・・。

フロントもタントみたいに潔く割り切った方が良かったのでは?

内装★★★☆
内装は意外とまともですね。

ダッシュの質感やMRワゴンみたいな茶系のシートのカラーリングのセンスなど、スイフトより遥かにいいです。

適度な凝縮感もあって、ミニバンに乗って空気を運んでいる嫌な感じがありません。

クラスを超えて広い後席はスライド機能と3名分の3点式シートベルトを持ちます。
スライドもシートベルトが機能しなくなるほどではありません。
この辺りはVW先生のチェックを意識しましたか?

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ンジン★★★☆
1242cc 直4、91ps、12.0kgmです。車重が1040と軽いので十分です。

CVTのチューニングも上手く少なくとも街中では、踏めばちょうどいい加速でストレスの無い加速をします。

ただ、遮音がイマイチでここだけは「軽に毛の生えた・・」を感じてしまいます。

アイドリング時にフロアがビビるのも印象が良くないです。

足回り★★★★
もちろんスイフトのようにスポーティでもありませんし、引き締まってもいません。

でもこの背の高さでこれだけ自然に走れるのは凄い。
やはり最近のスズキの走りに対するこだわりを感じます。

乗り心地もしっとり、おっとり、重厚感すらあります。
踏んだ時のあの「毛の生えた・・」音さえなければ、もっと大きなクルマに乗っているようにリラックスできます。

総合評価★★★☆
このクラスのクルマとしては実用性はパーフェクト、走りも上々の出来ではないでしょうか?

では何故3つ★半なのか?

スズキだから、じゃ無かった口が滑った、スタイルというか個性というかキャラでしょ!やっぱり!!

ランディ(セレナOEM)やステップワゴンでも大きすぎたかなと思っているユーザーは多いと思います。
買っちゃったけど結局一人で乗ることが多いし、狭い道も多いし、楽しくないし・・。

でも今から下に行くにはそれなりのエクスキューズが必要なわけです。
カングーや1007のような個性があれば文句なしですが、せめてフリードぐらいのマニア受けするデザインだけでもあれば・・。

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