絶品のエンジンを味わう!
ギブリやクアトロポルテがずいぶんと民主化されてしまったマセラティですが、このグラントゥーリズモの乗り味だけは貴族性を保っていました。
その主な要因は今や貴重なフェラーリ製の4.7リッターNAエンジンです。
他のモデルでは全てターボ化されるなかこのグラントゥーリズモだけに残された宝石です。
サイズは全長×全幅×全高=4885×1915×1355mm。
このゆったりとした贅沢な感じはこのサイズによるものでしょう。
長く優雅な曲線を描くノーズの先端には伝統のトライデントが大きく掲げられます。
グリルを低くマウントしそこからグラマラスな曲線で立ち上がるフロントセクションはなかなか特徴的にセクシーです。
サイドは古典的なクーペフォルムです。
ドライバーは2940mmという長いホイールベースの中央に贅沢にポジショニングします。
小さなキャビンのAピラーは現代の水準からすると立っており、これもグランツゥーリズモを古典的に見せているポイントの一つです。
リアは潔く絞り込まれています。
比率的に大きく、くっきりとしたリアのコンビネーションランプは喪黒福造的違和感を与えますが、それもアクセントになっていて印象的です。
スターターを押すと“ブォン”と目を覚まし、“クー”とアイドリングをします。低回転では“クォーン”と澄んだ音を響かせます。
そこからの音色の変調たるや管楽器そのものです。
右足の動きはトランペットのトリガーをスライドさせているかのようにサウンドとシンクロします・・。
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