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アクア X アーバン トヨタ AQUA toyota

コーナーでノーマルより面白い!

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アクアは2011年に登場し、昨年の2014年にマイナーチェンジを受けていますがその時に登場したグレードがこのSUV風のいでたちのXアーバンです。

ベストセラーであるノーマルのアクアとどう違うのか?

さてさて、逝ってみましょう!^^

 

スタイル★★★

ノーマルもですがアクアは日本車には珍しくボディーカラーが豊富なのはいいですね。

Xアーバンはさらに3色のトリムやルーフレールなどを組み合わせることで、全11色のボディーカラーと合わせて、全部で33種類ものバリエーションを用意しています。

Xアーバンでは車高が35ミリアップしています。最低地上高も20ミリアップしています。

なので、少し腰高な印象ですが、下回りに色を変えたスポイラーを与えることでバランスをとっています。

しかし、もともと都会的で完成度の高いスタイルのアクアですから、その程度の加色で急にワイルなSUVになったりはしませんので、そのマッチングには少し違和感が残ります。

このあたりは例えばフィアット・パンダの4×4のように完璧なマッチングを見せるわけではありません。
 
それでもこのちょっとした違和感は見慣れたアクアに存在感を与え、街に埋没してしまうことが無いことだけは確かです。

その意味では豊富なカラーとともによく頑張ったと言えるでしょう。

内装★★★

一方もう少しがんばって欲しいのは内装です。
ここは先のパンダ4×4やプジョー2008あたりに及ばない部分です。

確かにマイナーで質感は少し良くなっています。

ピアノブラックで彩られたセンターコンソールやドアパネル、エアコンのスイッチなどもマイナーで変更されています。

それでもステアリングの形状やダッシュの質感などがアクアそのもので、座った第一印象でSUV感が感じられません。

ここが残念なところです。この手のクルマは乗った瞬間に普通の乗用車ではない特別な冒険心をくすぐるような演出が欲しいものです。

シートは合成皮革とファブリックのコンビタイプでココはわずかに演出が見られます。運転席にはアームレストが標準で装備されます。

いいのは車高が上がった分、視界が良くなっていることです。

ノーマルのアクアはcd:0.28を実現するためにフィットなどと比べ低い車高で割り切ったところがありますが、Xアーバンでは20ミリヒップポイントが上がって閉所感が薄らぎました。

後席は相変わらずヘッドクリアランスはミニマムでライバルのフィットと比べると随分と窮屈な感じです。

リアシートを折りたたんでも、床には大きな段差が残るラゲッジスペースもライバルと比べると見劣りします。

 

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エンジン・ミッション★★★

エンジンはノーマルのままです。

つまり1.5リッター直4、最高出力74ps、最大トルク11.3kgm、モーターが最高出力61ps、最大トルク17.2kgm、システム全体では100psの最高出力換算です。

搭載するニッケル水素バッテリーの電力量は6.5kWh。ノーマルで37.0km/リッター(JC08モード)だった燃費は、わずかに重く(1090kg)なり、空気抵抗とタイヤの転がり抵抗が増えた影響でX-URBANの場合33.8km/リッターとなっています。

このパワートレインはプリウス同様、洗練されていてエンジンが掛かってもパワーのつなぎ目がスムーズな事は美点です。

しかしそのエンジンに魅力は無いですね。

アトキンソンサイクルで燃費を追求したものであるのはいいですがそのフィールはライバルのフィットに劣ります。

少しでも強く加速しようとするとすぐにこのエンジンがアシストしますが、音がガーガーと煩く、アクアのボンネットにはガチョウが住んでいると思っている人もいるぐらいです。

回転フィールもスムーズで洗練されているとは言えません。

回転の上昇やレスポンスは期待する方がおかしいのかもしれません。

まあ、1トンそこそこのボディですから、パワーに決定的な不足があるわけではありませんが、楽しさはどこを探してもありません。

美点は燃費がいいことと、EVモードでの静粛性でしょうか?まあハイブリッドという事だけです。

足回り★★★★

Xアーバンは175/60R16サイズのタイヤと、専用サスペンションの採用により、最低地上高は20mmアップしています。

乗り心地はノーマルに比べ僅かに少しざらついた印象でした。

また細かな振動が残るのはノーマルもですが、余計な上下動が気になるタイプです。

鋭角な段差などを通過する瞬間のドスンという衝撃も、タイヤの重量が増したためかノーマルよりも顕著です。

いいのはコーナリングですね。

アクアはもともとプリウスよりも遥かにしっかりと走りますが、その美点はこのXアーバンにも引き継がれていてコーナーをかなり早いスピードで抜ける事が出来ます。

車高の高さが期待値を下げているのかもしれませんが、かなりのスピードで突っ込んだつもりでも、意外と上屋根の揺れは無くすっきりとクリアしてくれます。

重心が低く硬いボディという感じのフィールで、視界の良さも手伝ってなかなか楽しいです。

今回はワインディングをかなり走り込みましたが、1度も破綻することなく楽しめました。

まあ、欲を言えば軽すぎる電動パワステが路面のフィールを伝えないことですが、これはトヨタのほとんどのクルマに言えることなので諦めるしかないです。

G以上のグレードにしか付かない革巻きのステアリングが付くだけでもありがたいと思いましょう。

ただプリウスでも使われている楕円のステアリングはワインディングでは違和感がありますね。
正確な操舵感を削ぎます。

ワインディングを飛ばす類のクルマではありませんので筋違いかもしれませんが、街中でもUターンや車庫入れの度に感覚が揺らぎます。

そのステアリング形状に沿うように・・。

 

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総評★★★

ノーマルのアクアはプリウスと同様、今やあまりにも多いのでちょっと避けたいですよね。

そういう選択ならアリだと思います。

でもよく考えるとそれならXアーバンである必要も無く、先のパンダや2008の方が楽しめます。

まあ、出来は悪くないですよ。でもこの種のクルマに必要な魅力にやはり決定的に欠けるのです。

だいたいアクアという水のような存在感のクルマに個性や楽しさを求める時点で破たんしているのかもしれません。

アクアは燃費に拘ってノーマルで乗るのが正解なのでしょう。

実際、営業車・社用車の需要が多いと聞きます。

確かにアクアに乗っていると、車の事より仕事の事を考える時間が長くなりそうです。

【スペック】ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4030×1695×1490mm/ホイールベース:2550mm/車重:1090kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:CVT/モーター:交流同期電動機/エンジン最高出力:74ps(54kW)/4800rpm/エンジン最大トルク:11.3kgm(111Nm)/3600-4400rpmモーター最高出力:61ps(45kW)/モーター最大トルク:17.2kgm(169Nm)タイヤ:(前)175/65R15 84H/(後)175/65R15 84H(ダンロップSPスポーツ2030)/燃費:33.8km/リッター(JC08モード)/価格:204万6109円

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