完璧だけど面白くはない
2月に8年ぶりにフルモデルチェンジされたアウディの新型A4に乗ってきました。
前身の「アウディ80」の時代を含めると、現行型はもう9代 目のモデルになるのですね!
正にアウディを支えてきた主力モデルです。
スタイルはぱっと見はよほど詳しくないと新型かどうか見分けがつかないのではないでしょうか?
確かに並べて見れば、先代よりもエッジが立っていて格段に精悍な印象です。
しかしそのフォルムやディテールはA4そのもので新鮮味はありません。
このあたり新しさを感じるメルセデスのCクラスと比べるとちょっとセールス的にも大丈夫なのか心配になります。
内装もデザインに目新しさはありません。
確かにダッシュボードは水平基調のラインでまとめられており、広々としています。
これはBMWやVWにも似たコンセプトですね。
シフトセレクターの デザインもA8のように低く高級感のあるものに変更されています。
それでも全体として見慣れているせいか新しさは感じません。
唯一新鮮なのはTTで採用された、MMIナビゲーション“アウディバーチャルコックピット”でしょうか・・。
エンジンはミラーサイクルですね。
マツダやプリウスなど多くのハイブリッドに採用されているアトキンソンサイクルと同じ方式です(厳密にはプリウスはクランクではなくA4やマツダと同じ吸気バルブ早閉じ方式ですからミラーサイクルですが)。
つまり圧縮行程が短くて、膨張行程が長い方式です。
吸気バルブを早めに閉じることで、圧縮時のガス量は1.4ℓクラスの燃料消費に、膨張時は2.0ℓ程度のパワーを発するわけです・・。
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※無料版の記事は2015年5月に書いたものです。