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エクシーガ クロスオーバー7 2.5i  アイサイト試乗 SUBARU Exiga CROSSOVER7 EyeSight

依然、乗り味No.1!

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以前にエクシーガを取り上げた時もかなり乗り味がしっかりとして足回りは最高に気に入りましたが、内外装とエンジンについては評価が低いですね!

今回そのエクシーガをクロスオーバー風に仕立てて新しく2.5リッターエンジンを搭載したエクシーガ・クロスオーバー7が出たので出向きました。

しょぼかった内装もオレンジのバックスキンとか使って、なかなか攻めているではないですか!これは期待できます。

早速、逝ってみましょう!^^

スタイル★★★

エクシーガの時は「このダサさこそスバル」みたいに失礼なこと書いていますね。

以下ちょっと見て見ましょう。

“このダサさがスバルと言えばスバルなのですが、なんとも垢抜けないスタイリングです。

Aピラーの位置が後ろ過ぎて今どき何で?のロングノーズになっちゃっています。

エンジン縦置きにこだわるのはいいのですが、ボンネットはもう少し短く見せてくれないと、ミニバンとしてはスペース効率が悪く、つまり古くさく感じます。

ワイパー部分やDピラーを大きくブラックアウトするなど努力の跡も見えますが、ボンネットラインとAピラーの角度が昔のワゴン風で、ニューモデルなのに懐かしささえ感じさせてくれちゃいます。“

てな、感じのエクシーガでしたが、クロスオーバー7に代わってどうなったでしょうか?

まあ、車高1ミリしか上がっていないですが、オーバーフェンダーやルーフレールなどでSUVらしくなっているのでボクシーなフォルムもバランスされます。

ラジエターグリルは時流に沿って大きく押し出しの強いものになっています。

フォレスターにも似た新デザインのバンパーも新鮮さを感じます。

エクシーガではブラックアウトされていたDピラーもリアスポイラーを下まで延ばすことでハーフピラー?のような処理で安定感を出しています。

エクシーガ時代のちょいダサミニバンが、SUVになって存在感を増し、いい感じに性格良さげな大型犬ぽく?なったと感じます。

内装★★★★

内装の方は大幅に進化しました。エクシーガは★☆でしたから!

これも少し振り返ってみましょう。

“これまた「やっちまったなー」です。

インプレッサでも指摘しましたが、ダッシュボードの質感はもう少し何とかなりませんか? 

せめてソフトパットを使うとかこのクラスなりの配慮が欲しいです。

下品なVIP系チューナーの後付け商品のような木目パネルにいたっては、もう視界から消えて欲しいです。

メーターの青いイルミネーションやレタリングも子供っぽくて悲しくなります。

各シートの掛け心地もいいですし、この車高にしては3列目もなかなか有効な空間を得ていると思います。

後ろに行くにつれ20mmずつ高くなるレイアウトも快適性を向上させています。

せっかくのパッケージング、適度にタイトで濃密な空間が、この素材とセンスで失われるのは非常に惜しいと思います。“

とまあ、相変わらずボロかすですが、クロスオーバー7はごらんの通り★★★★です!

黒一辺倒だった内装は日本車としては異例にチャレンジングなオレンジで攻めてきました。バックスキンの素材もいいですね。

その上グリーンのステッチですよ!

一体スバルに何があったのか??まあ、XVで少し怪しいと思っていましたが彼女でも出来たのでしょうか?女性を知らない走り屋が、ついに恋に目覚めちゃった感じですね!

ダッシュボードにもオレンジのアクセントが加えられ、メーターも今時の精緻なレタリングになっています。

革巻きのステアリングの質感もいいですし、ステアリングに固定されるパドルも大きめで操作のしやすいものです。

このあたりは流石に走り屋の血は争えません。

これは前からですが、シートのポジション&パッケージングもいいですね。

3列シートは後ろに行くほど順に高くなっていて、3列目でも視界がいいのが特徴です。

ジープのコマンダーなどと同じですね。3列目にも座ってみましたが乗り降りも楽ですし、スペースも十分で実用になります。

ジェイドみたいななんちゃって3シーターではありません。

 

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エンジン★★★★☆

エンジンもいいですね!

「FB25」型の2.5リッター水平対向4気筒DOHCの1本勝負です。

「エクシーガ」には設定のあった、2リッターターボエンジンは落とされていますがこのNAのフィールはなかなか軽快です。

最高出力:173ps(127kW)/5600rpm/最大トルク:24.0kgm(235Nm)/4100rpmですが、トルクのツキが良くもっとパワフルに感じます。
パワーはともかくフィールは2リッターターボよりずっといいですね。

エクシーガ時代2リッターNAは148馬力で負荷を与えるとガーガー情けない音がしたものですが、この2.5はシャーンとなかなかハイチューンっぽいいい音で加速します。

件のCVTもこれならいいと思えるレベルで食いつきます。

S#にするとさらに活発になりますが、ノーマルモードでも十分に楽しいエンジンに仕上がっています。

足回り★★★★☆

足回りはエクシーガも4つ★でしたが、こちらも素晴らしい!
ソフトすぎるアウトバックとは全く別物のしっかりとした走りが特徴です。

これはもう国産車の乗り味ではありません。

特にいいのはステアリングフィールです。

この芯のしっかりとしたステアリングフィールは絶品ですね。

フリクションなく情報がクリアなのですがすがしささえ感じます。

なぜこれがスバルの他のモデルで出来ないのか不思議です。

乗り心地はパッセンジャーには少しコツコツと感じるかもしれませんが、直接的なショックは一切ないので、ステアリングを握っている限り全く不快感は無くむしろ楽しいハンドリングが嬉しいです。

エクシーガ時代もビアンテとタメを張ると書きましたが、今回はライバルはいません。

☆が欠けるのはタイヤのユニフォミティーがもう少し高ければと感じる部分です。

あと一歩の滑らかさが出れば完璧です。

 

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総評★★★★

ウーン、久々に国産車で欲しくなったクルマですね!
実用性抜群で乗っても楽しい!
ミニバンみたいに生活臭も無い。
こういうクルマって以外に無いものです。

これが300万以下なら安いと思います。アイサイトはver.2ですが、全車速追従機能付きクルーズコントロールやプリクラッシュブレーキも付いています。

輸入車でこのレベルの3列シートを求めると、なんだろう?ボルボのXC60とかだと600万オーバーです。

そう考えるとコスパいいですね!

【スペック】ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4780×1800×1670mm/ホイールベース:2750mm/車重:1620kg/駆動方式:4WD/エンジン:2.5リッター水平対向4 DOHC 16バルブ/トランスミッション:CVT/
最高出力:173ps(127kW)/5600rpm/最大トルク:24.0kgm(235Nm)/4100rpmタイヤ:(前)215/50R17 91V/(後)215/50R17 91V(ヨコハマ・アドバンA10)/燃費:13.2km/リッター(JC08モード)/価格:275万4000円

 

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